フルモデルチェンジにより140kgもの軽量化したことでも注目されているメルセデス・ベンツSLですが、そのボディシェルの約90%はアルミニウム製となっています。
他の素材は非常に少なく、Aピラーとフロントウインドスクリーンフレームに高張力鋼板チューブなどを採用して横転事故の際に乗員に生存空間を確保しているほか、ルーフフレームにマグネシウムを使用することで軽量化につなげているそうです。
一口にアルミボディといっても部位によって厚みの異なるアルミニウムを採用。さらにアルミシート・アルミ鋳造・アルミ押出形材といった使い分けもすることで、軽量化しつつねじれ剛性を20%も強化しているそうです。
徹底した軽量化が可能にした俊敏かつスポーティな新次元のハンドリングを実現した新型メルセデス・ベンツSL。その魅力は骨格からも伝わってきます。
■The new SL(メルセデス・ベンツ日本)
http://special.mercedes-benz.co.jp/SL-Class/
(山本晋也)
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