井元貴幸 
3月21日に日産グローバル本社にてインドネシアを皮切りに日産の第3のブランドとして復活する事となったDATSUN（ダットサン）に関する記者会見が行われました。
DATSUNというブランドは日産の起源とも言うべき歴史ある伝統のブランドです。
Avanti氏の記事にもあるように、多くの人は510ブルーバードや輸出仕様の日産車を思い浮かべる方も多いと思います。
しかしアラフォーである私は、ダットサンと言われて真っ先に出てくるのが、ダットサントラック。
以前勤務していた会社にあったのが、このD21ダットサントラックダブルキャブ4WD AX。D21型初期モデルのAXは最上級グレードで、脱着可能チルトアップガラスサンルーフ、パワーウィンドゥ、集中ドアロック、モケットシート等、仕事で使うには随分贅沢なクルマでした。
当時はRVブームという事もあり、ダットサントラックをベースに乗用モデルとしたテラノが大ヒット。クロカンブームにより商用車であるダットサントラックもハイリフト仕様等も良く見かけました。
ダットサンと言う名前は国内でも2002年までは日産ダットサンとして、ブランドではなく車名としてラインナップされていました。
今ではピックアップトラックの需要も少なくなったためトヨタハイラックスと共に国内では販売されなくなりました。
海外で依然続くピックアップ人気とは裏腹に、名前と共に姿を消したダットサン。
ブランドが復活しても、ピックアップトラックの名車ダットサンは国内で復活する事は無さそうです。
（井元 貴幸）
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