GRヤリスに清水和夫が迫る！ ラリーには4WD・ターボ・マニュアル・サイドブレーキとウデが重要【東京オートサロン2020】

清水和夫とGRヤリス
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■昭和～平成～令和の全てで全日本ラリー経験者の清水和夫に、GRヤリスはどう見えた!?

●駆動配分調整!?　ウデで曲げていくんだよ！

東京オートサロン2020会場にいます。昨日CES（ラスベガスの家電ショー）から帰ってきたばかりなんだよね。じゃ早速、中を見ていきましょう。

お～！　マニュアル、サイドブレーキってところがいいね。EPB（電動パーキングブレーキ）なんかラリーじゃ使えないし。あ、ちょっと惜しいな、ステアリングはアルカンターラかなんかだといいんだけど。もうちょっと握り部分も太くして。

ヤリスに乗り込む清水和夫さん
マニュアルでサイドブレーキがいいね。EPBなんかじゃラリーは走れないよ！

ぺダルの位置はいいね。ウ～ン…インプレッサ、ランサーに代わる4WDかな。4WDの前後駆動配分も変えられて、50:50、60:40、30:70とかね。ちょっとリヤ寄りにしてドリフトもできる。

4WDシステム
駆動配分を変えられるそうだけど、曲がるか曲がらないかはウデ次第なんだよ！by和夫

でもさ、都市伝説チックでさ、駆動力配分！ってみんな言うんだけど、走っちゃったら関係ないんだよ。ドライバーのウデとサイドブレーキなの。曲がる、曲がらないはウデ！　駆動配分でクルマなんか曲がりっこないんだから。EPBじゃ何にもできないからね。GRヤリスでサイドブレーキを残したのは三重マル！

とにかく4WD、ターボ、マニュアル、サイドブレーキ。コレがラリーには重要です！

GRヤリス外観
3ドアもカッコいい。モリモリ広がったリヤはダブルウィッシュボーン。

3ドアハッチもかっこいいし、リヤのトレッドも広がってリヤサスはダブルウィッシュボーンですね。

WRCラリージャパンへのエントリーを狙ってる!?　ってウワサですけど～。密かにヴィッツCVTで…っていうのは極秘裏に進めている!?　まぁ2020年も引き続き全日本ラリーには出ようと思っているけど、まぁGRヤリスじゃなくFFのヴィッツCVTでOK。

で、何を言いたいか？っていうと、昭和～平成～令和で全日本ラリーに出ているのはオレくらいってこと！　まぁ、ただ長くやってるだけとも言えるけど！

GRヤリス
「コレ、エンジンかけちゃダメなの？」「ダメです！」

釣りはさ、鮒に始まり鮒で終わる？じゃなく箆鮒（ヘラブナ）で終わるのが奥深いって言うでしょ。モータースポーツはラリーに始まってラリーに終わる。コレよ！

オレは2020年もFFヴィッツのCVTでいいかな。左足ブレーキもペースノートもようやくマスターしたしね。

でもこのGRヤリスは乗ってみたいな。じゃ、次回はコイツの試乗で！　ラリー、楽しいよ～!!

清水和夫さんと石井昌通さん
ラリーはね、駆動配分じゃなく、サイドブレーキとウデ！

（語り：清水 和夫・石井 昌通／アシスト：永光 やすの／動画：StartYourEnginesX）

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清水和夫 GR 東京オートサロン2020 トヨタ 動画 ヤリス

この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身／武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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