●シートに様々なセンサーを搭載し、より安全で快適な移動空間を目指す
2019年10月25日から一般公開をされている第46回東京モーターショー2019。南展示場4階にはタイヤをはじめ、様々なサプライヤーのブースが並んでいます。その数多くあるブースの中からティーエステックを紹介します。
ティーエステックは自動車の内装部品であるシートやドアトリム、ルームトリムの開発や生産そして二輪車ではシートやフェンダーなどの樹脂部品の開発・生産をしているサプライヤーです。
その自動車のシートに関してはスペシャリストと言えるティーエステックは、東京モーターショーにおいて、内装品メーカーならではの技術を結集させた次世代の車室空間「イノヴェージ」やシート技術とIoTを融合させた「愛されるシート」などを展示し、新しい「座る」を提案しています。
ブースの中央に置かれたイノヴェージは、スペースが特別なプレイス(場所)に変わる次世代の車室空間を表現したものです。
センシングをはじめ、シートアレンジややすらぎなど数々の未来技術を結集し、乗員の体格補正機能をはじめ、呼吸や心拍などもセンシングして、シートアレンジや照明をコントロールしてくれ、人と車そして社会を繋ぐ架け橋を目指しています。
続いて「愛されるシート」はシートをアプリケーションと連動するコントローラーとして新しい楽しみ方を提案するシートシステムです。アプリによって子供から高齢者そしてハンディをもつ人など誰もが楽しめるスポーツや体の瞬発力を鍛えるコンテンツなどにより次世代の車室空間の過ごし方を提案しています。
自動車のシートは乗員の体が最も多く接している部品です。このシートに様々なセンサーを搭載することで、より安全で快適そして楽しく移動することができるという未来をティーエステックは示してくれています。
(萩原文博)