【新車】新型ダイハツ・タントの居住性、乗降性、インパネはどう変わった?

●年代を問わない乗降性と荷物の積載性を向上。快適性・操作性も大幅刷新

「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による、クルマづくり第一弾となる新型ダイハツ・タントがデビューしました。

サイズの上限が決まっている軽自動車ではもう室内を広くするのは難しい段階に思えますが、「DNGA」を使った新型タントでは、従来型同様に広い室内空間は継続しながら、従来から16mm低床化したことで、子どもからお年寄りまで乗降性と荷物の積載性を向上したとしています。

実際、現在の軽自動車(とくに、スーパーハイト系)は十二分といえる広さを実現しています。そこで新型タントは、シートの座り心地を改善。

骨盤、臀部、大腿部の3点からの支持により骨盤を確実にサポートするとともに、シート座面のクッションの硬さを最適化し、長時間座っても疲れないホールド性とフィット感、座り心地を実現したとしています。さらに、運転席の骨格形状も見直されていて、土台部分の横剛性を高めたことで安定性を向上。部品の一体化など構造を合理化したことで、衝突強度と軽量化を両立したそうです。

シートアレンジでは、助手席のフルフラット化、リクライニング角度を拡大することで、アレンジの幅を拡大、後席を左右分割でワンモーション格納できるように変更されています。レバー操作1つで、後席ドア側からもバックドア側からも格納することが可能。

さらに、ミラクルオートステップも用意されています。タントのウリである「ミラクルオープンドア」の開口広さを活用できる1170mmのロングステップが助手席側に設定され、助手席と後席の両方の乗降性を向上。ラクスマグリップと組み合わせることで、様々なシーンでの乗り降りに対応します。

ミラクルオートステップは、助手席ドアと助手席側スライドドアの開閉に連動し、電動で展開/格納できます。ユーザーのライフステージの変化に合わせ、購入後でも装着できるようディーラーオプションで設定されています。

インパネも一新。極細Aピラーや左右奥行き方向での広さ表現により、視認性を向上。視界の良さと見やすさを両立したという、ワイド&ローなメーター・メーターの高さを抑えることで、下方向への抜けの良い運転視界が得られたそう。

また、大きな表示サイズのデジタルメーターを採用し、視線移動の少ない配置により安全運転に貢献。左右のエコドライブアシスト表示は運転状況に合わせて照明色が変化。TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイの採用により、直感的に理解できる表示になっています。

内装色は、グレー基調のインパネにグリーンもしくはネイビーのアクセントカラーが施されていて、楽しさを表現したそうです。

上質で高級感のある大人の空間を表現した「タントカスタム」では、ブラック基調の洗練されたキャビンとし、随所にメッキ加飾やプレミアムシャインブラックが施され、上質感と高級感が表現されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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