【新型N-WGNカスタム試乗】カスタム系のお約束「主張できる存在感」を特徴的なLED前後ライトで演出!?

●使い勝手はそのままに、LEDライトやシャークフィンアンテナで存在感を示すN-WGNカスタム

新型N-WGN カスタムのL・ターボ ホンダセンシングを撮影できましたので報告します。発売日は2019年8月9日となります。

フロントで特徴的なのはライトとグリルに代表される、顔を構成する部分です。

メッキパーツを多く使っているのはこうしたカスタムモデルでは定石通りなんですけれど、グリルでは横桟基調のものとはせずに、小さい長方形パーツを多く配置したことが個性的です。

また、ライトの光り方にも特徴があります。

ライトの中にある、メッキの縁取りモールに見える部分。実はここ、シグネチャーライトの点灯部分を兼ねています。点灯させるとモール部が白色に光る仕組みになっているんです。

ちなみにヘッドライトは上下2段式でいずれもLEDになっています。ウインカーはシーケンシャルタイプ、いわゆる流れるタイプのものが装着されています。

フォグランプまでLEDで統一されています。すべて点灯させるとなかなかの迫力ですよ。

ボディサイドから見ると専用のアルミホイールが採用されてされたこともあり、なかなかの精悍なものです。今回のこのN-WGNシリーズは、ホンダのレーシングカー部門が所有するHRDさくらの風洞を使って空力開発がなされたということですよ。

サスペンションはフロントがストラット、リヤがトーションビームです。カスタム FFターボ仕様に限り、前後ともスタビライザーが追加されます。

リヤでの特徴は、ライトをオフにしている状態ではクロームのパネルだけのように見えるテールライトです。このテールライト、ブレーキやウインカー、バックライトに至るまですべてLED化されているのが特徴です。

ルーフ後端にはシャークフィンアンテナを軽自動車として初装着しています。

搭載されるのはNAとターボの2タイプの3気筒DOHCです。今回撮影したターボエンジンのスペックは64ps/6000rpm、10.6Kgm/2600rpmとなります。これはシビックタイプRなどと同様の電動ウェイストゲートを使った緻密に制御されるユニットです。

N-WGNシリーズはラゲッジルームの上下高さを非常に大きくとっていることが見どころです。高い位置に配置された2枚重ねのボードをアレンジすることで、荷室を有効に使うことができます。

後席は左右一体式の前後スライド機能を持っています。また、左右独立して大きくリクライニングすることが可能です。

フロントシートはリヤシートよりもやや硬めの印象で長時間ドライブも楽そうです。シートリフターによって高さを自由に調整することも可能。

インパネはカスタム専用のブラックとチタン系の塗色によってハードなイメージになってます。

メーターは中央にスピード、左にタコを備えるアナログタイプです。右側にはマルチインフォメーションディスプレイも備えています。

トランスミッションはCVT。今回のモデルからブレーキを踏んだ時に擬似的にシフトダウンするような制御が入っていてスポーティに走らせることができます。

電動パーキングブレーキも採用されています。

今回撮影した新型N-WGN カスタム L・ターボ ホンダセンシング(FF)の価格は166万3200円です。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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