TOYO TIREが持つもう一つのブランド「NITTO」が東北カスタムカーショーで日本初リリース製品「Mud Grappler(マッド・グラップラー)」「Trail Grappler M/T(トレイル・グラップラー・エムティー)」をお披露目したワケは?(PR)

「NITTO」をご存知でしょうか?

TOYO TIRE株式会社が「TOYO TIRES」とともにブランド展開するタイヤブランドです。

少しややこしいお話にも思えますが、厳密には、会社名は「TOYO TIRE」と”S”を付けない表記、タイヤのブランドとしては「TOYO TIRES」と”S”を付けた表記が正解なのです。

同社が展開するNITTOはどんなブランドなのか?

公式HPによると、「TOYO TIRESはユニークな発想と独自の技術力をもって人の心を動かす「驚き」を追求し、ドライバーの理想の走りを実現するブランドです。多彩な製品をフルラインで展開しています。」とあるのに対し、「NITTOは車好き(エンスージアスト)の声に耳を傾け、彼らの求める製品作りをモットーとし、自由で革新性と創造性を融合させたブランドです。ニッチ市場で圧倒的な評価を得ています。」となっています。

自分自身の中でも、「トーヨーって聞くと、普通に使うタイヤもあるけど、ちょっとトンガった性能のタイヤをラインアップしてるイメージだよな」という気がしますが、NITTOはさらに個性を出してよりトンガらせるブランドといえるようです。

事実、北米を中心とした海外でNITTOのブランド力は強く、例えばドラッグマシンや西海岸の日本社フリークに愛用されているイメージがありますし、ラフロードでも同様に「トンガりユーザー」に愛されているブランドです。

 

そうしたユーザー、ブランドを育ってきたのも、自然発生的なものではありません。NITTOは日本メーカーのブランドであり、日本で開発されてるのですが、北米販売スタッフの意見、要望を多く取り入れデザインされているといいます。

特化した厳しい性能面についてはもちろん日本の設計チームががっちりやるとして、デザイン面ではアメリカでウケる感覚、トレンドなどをガンガン取り入れるのが特徴なんだそうです。

6月1日に発売を予定しているNITTOブランドのSUV用タイヤ「Mud Grappler(マッド・グラップラー)」「Trail Grappler M/T(トレイル・グラップラー・エムティー)」もそんな性能面とデザイン面を特化させた製品です。

「Mud Grappler」は、トレッドパターンに「恐竜の爪」をモチーフにしたデザインを採用。ゴツゴツの岩肌を登ったり、クルマが沈み込むような泥沼なんかでも走破できる性能とともに、すでに海外では好評を得ているロングセラーモデル。

「Trail Grappler M/T(トレイル・グラップラー・エムティー)」はオフロードでの悪路走破性と耐久性を高めながら、泥の排出などを考慮するヘビーユースなトレッドデザインを採用しながらどうしても高くなりがちなオンロードでのノイズを低減させたモデルです。

どちらも一般的な「SUV用」と言うにはかなり特徴を極めた製品ですが、これらの海外で人気も実績もある製品のお披露目の場には、東北カスタムカーショー2019会場が選ばれました。

というのも、これらの製品も含め、TOYO TIRESもNITTOも、乗用車のリプレイス商品の主力工場は宮城県にあるのです。

そして、会場にはこれまたTOYO TIRESブランドで、2018年のアジアクロスカントリーラリーで優勝したナタポン選手も装着していた「OPEN COUNTRY M/T」もトヨタ・ハイラックスに装着して展示。悪路走破性の良さと、耐久性の高さは、その結果から言うまでもありません。2019年も出場の予定だそうなので、その活躍が楽しみです。

タイヤを愛して、地元も展開先も愛する。そんな姿勢を今回の出展の様子を見て感じたのは大げさではありません。

世界へ羽ばたいているブランド「TOYO TIRES」、「NITTO」が、東北の地から旅立っていると思えば、まだまだ完全な復興を遂げたとは言えない人々の心の支え、誇りにもなる事でしょう。

(clicccar編集長 小林和久)

■インチ タイヤサイズ「 Mud Grappler」「 Trail Grappler M/T」

Sponsored by TOYO TIRES

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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