新型 日産・デイズはゼロから作り直され、先進技術を満載した新世代軽自動車に進化!

●新開発パワートレインとプラットフォームにも注目!

日産・デイズは日産自動車と三菱自動車の合弁会社NMKVが開発した第1弾の軽自動車として2013年に初代モデルが登場しました。そして2019年3月28日、6年ぶりにフルモデルチェンジを行い、2代目モデルへと進化しました。

モデル体系は従来どおり標準車の「デイズ」、そして押し出し感を強めスポーティ感を強調した「デイズハイウェイスター」の2種類です。新型デイズの注目ポイントは、クルマの基礎となるプラットフォームをはじめ、エンジン+ミッションのパワートレインを新開発したことでしょう。

さらに、セレナやリーフ、エクストレイルなどに搭載されている高速道路同一車線運転支援技術「プロパイロット」をはじめ、交通事故や急病などの緊急時や事故の危険がある時に、専門のオペレーターへのデータ通信と音声通話が可能なSOSコールを軽自動車として初めて搭載したことも見逃せません。

デイズに搭載されているパワートレインは新開発された660ccの直列3気筒自然吸気とターボエンジンの2種類で、ハイウェイスターには最高出力2kW、最大トルク40Nmを発生する小型モーターが組み合わされたスマートシンプルハイブリッドを採用。また両エンジンに組み合わされるミッションはCVTで、伸びのある加速感を感じられるDステップを採用しています。

駆動方式は全グレードでFFと4WDを用意。燃費性能はJC08モードで、標準車のデイズはFF車が29.4km/L、4WD車が24.6km/L。ハイウェイスターの自然吸気・FF車が28.6〜29.4km/L、4WD車は25.4km/L。ターボ・FF車が25.2km/L、ターボ・4WD車は22.8km/Lを実現しています。

新型デイズに搭載される先進安全装備は前出のプロパイロット、SOSコールに加えて、衝突回避および被害軽減をサポートするインテリジェントエマージェンシーブレーキ、走行中車線を逸脱しそうになると、注意喚起とハンドル操作を支援するインテリジェントLI&LDW。そして踏み間違い衝突防止アシストなど充実していて、全車「セーフティ・サポートカーSワイド」に該当しています。

グレード構成はデイズがSとX。ハイウェイスターはXとGターボの合計4種類で、ハイウェイスターにはプロパイロットエディションが設定されています。

まさにゼロから作り直されて、先進の運転支援技術を満載した新世代軽自動車・デイズの車両本体価格は、標準車のデイズが127万3320円〜145万6920円。ハイウェイスターは146万9880円〜177万8760円となっています。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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