新型Gクラスと併売される「改良前」Gクラスも「らしい」魅力は健在

型式こそ同じですが、メルセデス・ベンツGクラスが約39年ぶりとなる大幅改良を受けました。新型Gクラスの走りが気になる方も多いでしょう。しかし、その世界観は大きく変えないというのが今回の改良のコンセプトでもあります。当面の間、併売される「改良前」Gクラス(生産は終了)に乗る機会がありましたのでご報告します。

「改良前」Gクラスは、全長4574×全幅1860×全高1970mmで、じつはCクラスよりも短い全長が特徴。運転席に乗り込むとオフロード系SUVらしい見晴らしの良さ、そしてボディ四隅を把握しやすいシートポジションで、決して小回りが利くとはいえない取り回し性を、この視界の良さがフォローしています。

試乗した3.0L V6ディーゼルターボの「350d」は、最も人気を集めてきたグレードで、しかも新型Gクラスには現時点でディーゼルの設定がありませんから、トルクフルな走りと燃費の良さ、軽油のコスパに惹かれる人にとって、そのサイズ感も含めてまだ積極的にチョイスしたい魅力にあふれています。

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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