ホンダと米アルファベット社傘下の自動運転システム開発会社 ウェイモ(Waymo)社の提携が最終合意に近付いているそうです。
ホンダは「事故に遭わない社会」の実現に向け、2020年を目処に高速道路での自動運転実用化を目指しており、2016年12月に自動運転技術に関する共同研究を開始。ウェイモ社の自動運転用センサーやソフトウェア、車載コンピューターなどを搭載して米国で公道実証実験を行なって来ました。
米ブルームバーグによると、両社の提携は配送・物流用自動運転車の開発に関するものになるようで、提携が実現すれば、17兆円を超える米配送・物流市場でウェイモの競争力が試されることになるとしています。
ウェイモは既にFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)や、英ジャガー・ランドローバーと提携。同社のクラフチックCEOがホンダの自動運転技術は配送・物流用小型車が対象になるとコメントしており、一方のホンダもウェイモとの連携について「引き続き協議を継続している」としています。
テスラやウーバーの自動運転車による事故が注目される中、GMやBMW、フォード、トヨタなど、世界の自動車メーカーの多くが今後数年内に自動運転車を実用化する計画になっており、従来にも増して「予期せぬ事故」への対応が必要になりそうです。
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