中古車相場が活発に動くタイミングとして、フルモデルチェンジやマイナーチェンジの直後が挙げられます。
ミニバンの王様と言われて、非常に人気が高いのがトヨタ・アルファード/ヴェルファイア。2017年12月にマイナーチェンジが行なわれましたが、最新の中古車相場の動きから前期型の狙い目グレードが見えてきました。
今回行われたアルファード/ヴェルファイアのマイナーチェンジでは内外装の変更に加えて、ボディ剛性の向上による操縦安定性と乗り心地の実現。3.5LV6エンジンの改良と8速ATの搭載。第2世代となる予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」の全車標準装備化。そしてゆとりのセカンドシートを備えるエグゼクティブラウンジをエアロモデルにも追加設定など盛りだくさんです。
普通のクルマであれば、これだけ大きなマイナーチェンジを行うと中古車相場は大幅値落ちとなるのですが、さすがはミニバンの王者と言われるクルマは違います。
直近3カ月の平均相場の動きを見ているとヴェルファイアは404万円をキープしほぼ横這い。一方のアルファードは406万円から412万円へと値上がりするなど予想に反した動き。しかも、アルファードの中古車は12月末に時点で約650台も流通していましたが、現在は約400台と減少しネガティブな要素もあります。
一見するとアルファード/ヴェルファイアほどの人気車種になるとマイナーチェンジの影響はほとんど受けないように見えましたが、細かくデータを見ていたら、ハッキリと値落ちしお買い得になっているグレードを発見できました。