80〜90年代の日本車からグッドデザインを振り返るシリーズ。第13回は、後のプリメーラの原型となる、先進の超合理的小型セダンとハッチバックに太鼓判です。
1981年、日産の小型ファミリーカー3兄弟、スタンザ、オースター、バイオレットが2代目に移行。本格FF小型車として、ネジ以外はすべて新設計という世界戦略の中、もっともスポーティに仕立てられたのがオースターJXです。
左右を絞ったフロントとハイデッキのリアが先進的なボディは、当時トップクラスの空力を誇るもの。FFらしく、広大な室内空間を実現したビッグキャビンとのバランスも絶妙です。