【ネオ・クラシックカー グッドデザイン太鼓判!】第13回・早すぎた先進のFFグランツーリスモ。日産・オースターJX

80〜90年代の日本車からグッドデザインを振り返るシリーズ。第13回は、後のプリメーラの原型となる、先進の超合理的小型セダンとハッチバックに太鼓判です。

1981年、日産の小型ファミリーカー3兄弟、スタンザ、オースター、バイオレットが2代目に移行。本格FF小型車として、ネジ以外はすべて新設計という世界戦略の中、もっともスポーティに仕立てられたのがオースターJXです。

左右を絞ったフロントとハイデッキのリアが先進的なボディは、当時トップクラスの空力を誇るもの。FFらしく、広大な室内空間を実現したビッグキャビンとのバランスも絶妙です。

この記事の著者

すぎもと たかよし 近影

すぎもと たかよし

東京都下の某大学に勤務する「サラリーマン自動車ライター」。大学では美術科で日本画を専攻、車も最初から興味を持ったのは中身よりもとにかくデザイン。自動車メディアではデザインの記事が少ない、じゃあ自分で書いてしまおうと、いつの間にかライターに。
現役サラリーマンとして、ユーザー目線のニュートラルな視点が身上。「デザインは好き嫌いの前に質の問題がある」がモットー。空いた時間は社会人バンドでドラムを叩き、そして美味しい珈琲を探して旅に。愛車は真っ赤ないすゞFFジェミニ・イルムシャー。
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