あー、やっちまった。これはもうリタイヤかな……えっ、次も走るの? 走れるの?
お盆明けの週末、福島県エビスサーキットでD1GPの第5戦と第6戦が開催されました。この大会、ゾンビが大量発生したのです。どういうことかというと、激しくクラッシュして「もう走れないだろう」と思われたクルマが、なにごともなかったように次の走行に出てくるという場面がいくつも見られたのです。
1日目の予選で大破した北岡選手のマシンも翌日には予選2位の高得点をマーク。ま、これはあいだに一晩あったから、珍しくもないですけどね。
土曜日の単走決勝1本目にハードクラッシュした平島選手。
2本目もふつうに走りました。もっともアライメントはけっこうズレてたそうですけどね。
日曜日の朝のチェック走行でクラッシュした今村(陽)選手。
約1時間半後の単走決勝には問題なく出走。
そしてきわめつけは、横井昌志選手。日曜日の準決勝で、テールから1コーナー奥のタイヤバリアにクラッシュ! 斜面にクルマを立てかけてしまいました。
でも、直後の3位決定戦に出走!
ちなみに横井選手は、かつてD1ストリートリーガルに出ていたころ、クルマをぶつけてもぶつけてもリタイヤせずに走り続けた大会があって、『ゾンビ横井』と呼ばれたことがありました。近年はかなり上手いドライバーになって、あまりぶつけなくなったので、半分忘れ去られたニックネームですけどね。