第2回「スペシャルステージ曽爾クラシック」開催! ゆっくりでも、速くでも楽しめるイベント

「自分の愛車を思い切り走らせたい。けれど、サーキットで走るのはちょっと違うんだよなぁ」と思うかた、意外に多いんじゃないでしょうか? 私もそういう一人です。

そんなことが可能になる「スペシャルステージ曽爾クラシック」が先ほどスタートしました。

先導者の役割をする「0号車」のドライバーはD1GPチャンピオンの川畑真人選手が自らの愛車で務めます。

奈良県曽爾村の公道を利用して、クラシックカーやスーパーカーが走ります。

    

中にはどちらでもない現在の普通のクルマも参加してます。

 

この競技は、単にタイムを競うのではなく、設定速度に近い速度で走れたかを競います。普通に公道を走る部分では設定速度は当然制限速度以下になっています。

なーんだ、じゃあ思い切り走れないじゃないか、ということはありません。コースの一部であるSS(スペシャル・ステージ)が用意されているのです。SSでは、その公道を封鎖し、一切他の車両が入らなくしてあり、その区間の設定速度は制限速度よりも高い、かなりのハイアベレージで走らねば到達しない速度に設定してあります。なので、SSでは思い切り走れるというわけです。つまり、レア車じゃない車両でエントリーしても楽しめるんですね。

とはいえ、参加している車両の多くは、国内外の名車たち、最新鋭のスーパーカーなどですから、エントリーせずとも見ているだけでも楽しめます。

 

 

昨年に引き続き「スペシャルステージ曽爾クラシック」をサポートしているのはTOYOタイヤ。自動車の文化を育んで次世代に繋げていく活動を自動車関連企業として続けていく姿勢は、我々クルマ好きにとってありがたいことだと思います。

風光明媚な自然が満載の曽爾村で、部分的には景色を楽しみながら、部分的には右足に力を込めて走るのは気持ちいいはずです。

来年はエントリーでもギャラリーでも、曽爾村へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

(文・写真:clicccar編集長 小林 和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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