三菱燃費不正の軽自動車eKシリーズのオーナーに10万円を支払う! ただし、その条件は?

三菱自動車と日産自動車のJVであるNMKVが企画、三菱自動車が生産を担当した軽自動車「eK」シリーズ、「DAYZ」シリーズにおいて燃費試験に関する不正行為が公表されたのは2016年4月20日のことでした。

まずは国土交通省マターの保安基準などの問題となりましたが、当初からユーザーへの賠償については話題となっていたところ。その内容が明らかとなりました。

賠償額は、一台につき10万円。その理由については、次のように発表されています。

  • 新届出燃費値と旧届出燃費値との差による燃料代の差額
  • 今後の車検時等に想定される自動車関連諸税の増額分
  • ご迷惑をおかけしたお詫び

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また、対象となるオーナーは次の通り。

2013年5月から生産している『eKワゴン/eKカスタム』『eKスペース』を2016年4月21日迄にご使用いただいていたお客様(自動車検査証記載の使用者様)

つまり不正行為を知らずに購入したユーザーが対象。発覚後に賠償金を狙った購入があるというウワサもありましたが、そうしたオーナーは対象外というわけです。

そのほか、2016年4月20日以前に所有していて、手放したユーザーへは使用年数に1万円をかけた賠償金が支払われるというます。またリースや残価設定ローンのケースでは契約年数に1万円をかけた金額になると発表されています(リースアップ時に買い取った場合は差額が支払われる)。

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※画像はeKスペース発表会時のもの

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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