日産はどうする? 三菱自動車の不正、NMKVの行方は?

三菱自動車工業の軽自動車による認証取得時の不正問題が拡大しています。

三菱が生産、日産にも供給する軽自動車だけでなく、四半世紀にわたって法規に則った走行抵抗の試験が行なわれていなかったことが明らかとなるなど、問題の根深さがあらわとなっています。

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問題の軽自動車については、当事者でもある日産ですが、まずは三菱が生産を担当している軽自動車「DAYZシリーズ」に関しては販売停止中(スズキからOEMを受ける車種は販売続行)としています。

2015年度の同社国内販売を見ると、登録車は37万5498台、軽自動車は19万7083台となっています。前年同期比でマイナス15.6%と減っている軽自動車ですが、それでも同社における国内販売の比率では34%もあり、このまま軽自動車の販売を停止していては営業への影響が大きいことは容易に想像できる状況です。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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