僕は子供のころ、レゴ派ではなくダイヤブロック派でした。
その理由のひとつは、レゴは固くて外すのが大変だったこと。もうひとつは、限られた種類のダイヤブロックを使って想像力を働かせてモノを作るのが楽しみだったのに対し、リアリティを追求するためとはいえ専用パーツを用意したキットが豊富にラインアップされているレゴって、なんだか”カネで解決する”みたいな感じがして潔しとしなかったのです。
とはいえ、いま考えれば別モノですね。レゴには、レゴだからこそできることが圧倒的に幅広く、そこに大人をも巻き込める魅力があるのでしょう。で、コレです。
レゴで自動車を作ってしまったのです。人間が乗れる自動車を!をということでインターネットで知り合ったメルボルンの起業家とルーマニアのティーンエイジャーが、共同でなしとげたプロジェクトで、50万個以上のレゴが使われているそうです。
すごいのは、ちゃんと走ること。なんとエンジンもレゴでできているのです! 私はレゴに関してはあまり詳しくないので、よくわかりませんが、レゴでできた空気で動くエンジンで、256個のピストンが使われているそうです。これで20〜30km/hで走るとのこと。さすがにタイヤ・ホイールはレゴじゃないですね。どこまでレゴでできてるんだろう?
(まめ蔵)