愛車をワンタッチでミニチュアカーにしてしまう方法!

近頃、画像を箱庭のような「ミニチュア風景」にしてしまうテクニックが流行っているのをご存知でしょうか ?

本来なら素材の撮影段階で高価な専用カメラレンズが必要らしいのですが、実はそんなものが無くても画像処理で同様な効果が出せるようなので、筆者も以前に撮影した画像を素材に使ってトライしてみました。

 素材としては奥行き感の有る遠景ショットが向いているようで、ミニチュア化したい部分のピントはそのままにして他の部分を画像処理ソフトでぼかします。その際、ぼかしの境界線が目立たないようにするのがポイント。遠近感を出すため、奥へ行くほどぼかしを強くします。

この処理はミニチュアなどの接写時に被写界深度が浅くなる(ピントの合う範囲が狭い)特性を逆手にとったテクニック。

ミニチュア化素材(加工前)

今度は同じ要領で上画像を使ってクルマをミニチュア化してみましょう。クルマのシルエットと手前の芝生のピントを残したまま奥の背景を思いっきりぼかします。画像全体のコントラスト・彩度をグッと上げて出来上がり。

完成版

他にも数点加工してみました。

ちなみに筆者Avantiはフリーソフト「Real World Paint」を使って処理しましたが、画像処理の経験が無い場合でも素材に使う画像を指定するだけでミニチュア風に変えてくれる強い味方「TiltShift maker」が存在するので、こちらを活用する手も。

以上、簡単ですが、画像のミニチュア化のご紹介でした。

興味の有る方は愛車などのミニチュア化を楽しんでみては如何でしょうか。

Avanti Yasunori)  

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この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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