■日本導入モデルでもある「アイオニック5」と「E-GMP」プラットフォームを共有
ヒョンデ(旧ヒュンダイ)が開発を進める次世代EVセダン、「アイオニック6」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
アイオニック6は、完全に刷新されたエレクトリックモデルファミリーとして、「アイオニック5」に続くモデルで、2021年に公開された「プロフェシー・コンセプト」の量産型となります。
充電ステーションで捉えたプロトタイプは、これまでで最も鮮明に撮影に成功、最終デザインの一部を確認することができます。市販型ではコンセプトモデルからトーンダウンされている様子もうかがえますが、リアエンドが微調整されているようです。
ライト関連はヒョンデがデザインの限界を押し広げてきた分野の1つで、後部メッシュからは、プロフェシー・コンセプトで見られたLEDに近づく個性的テールライトの一部が見てとれます。
その他、滑らかなルーフラインは継承されるものの、リアエンドはコンセプトほど低くなく、コーチドアは、フラッシュドアハンドルへ置き換えられるはずです。またバッテリーパックやトランクスペースなど、市販に向けてフロントとリアオーバーハングが長くなっていることも確認できます。
市販型アーキテクチャには、日本導入モデルでもある「アイオニック5」と「E-GMP」プラットフォームを共有。パワートレインやバッテリーパックも流用される見込みで、パワートレインは2グレードとみられます。1つは最高出力218psを発揮するシングルモーターによる後輪駆動モデル、もう1つは最高出力313psを発揮するデュアルモーターパワートレインが予想されているほか、5.2秒で時速100km/hに達する高性能「N」モデルも期待していいでしょう。
ワールドプレミアの日程は公式発表されていませんが、同社デザインボスのSang Y up Lee氏は、今後数ヵ月以内のデビューを示唆しており、近未来デザインのコンセプトにどこまで迫るのか注目されます。