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■梅本まどかの全日本ラリー選手権初戦は、第2戦・ツール・ド・九州2022 in 唐津
●初めてのGRヤリスで、福岡空港から唐津のサービスパークまで自走でGO!
元SKE48の梅本まどかです♪
前回のうめまど通信vol.84では、全日本ラリー選手権 第2戦・唐津ラリー[2022年4月1日(金)~4月3日(日)]が始まる前、マシンに初めて会えた時のお話をしたので、今回は初走行について書こうと思います。
初走行とは言っても、私が助手席に乗ることが初という意味です。初めて発進したのが福岡空港。ここでチームのみんなと合流しました!
チームのメカニックさんが、船と自走で福岡まで走って下さったのですが、マシンに少しでも慣れたいという村田康介選手の想いから、メカニックさんにも福岡空港に寄って頂いて、そこから今季のマシンでサービスパークとなる「ボートレースからつ」に向かうことになったのです。
約1時間という短い時間でしたが、ここで乗ることが出来たのは私にとっても大きなポイントでした。
村田選手がテストした時といろいろ変わっている所もあったため、アタックすることは出来ないけど、マシンの様子は掴んでおきたいという意図から走る事になったのです。
1時間あると車内の雰囲気にも慣れることができ、初対面した時に教えてもらったポイントも再度確認する事もできました!
また、走行中の音や挙動もリエゾンではこんな感覚なんだなと知ることができたのです。
●初めてのクラス、初めてのGRヤリス
ラリーというとSSタイムが大事ではありますが、リエゾン区間の過ごし方もとても重要。
どこに何を置いて、どう挟んで置くかとか、なんとなくなイメージがこの1時間で掴めたので、着く頃にはわくわく楽しみな気持ちがどんどん強くなっていきました。
実際にスピードを上げてアタックできたのは、SS1。ホントにホントの本番です。
スピードの加速感が楽しく、でも思っていたより速すぎるってこともなく…。
SSの1本目ということもあり、だいぶ慎重に丁寧にドライビングしていたのもあって、タイムこそそこまで出ていませんでしたが、登りでの加速感やパワーを感じ、これが今季のマシンの感覚なんだ!と思いました。
やはりJN6で走っていたヤリスとは全然違います。この加速感を感じて、去年は新城ラリーの鬼久保で全然加速できず、登らなかったなぁと思い、今年との差を改めて感じました。
いろいろ上手く噛み合わない所やセッティングなどを変えたりして、SS毎にタイムは上がっていったのですが、そのリズム感がピタッと自分にちゃんとハマった感覚がこのラリーでは感じられなかったのが今回、悔しかったポイントです。
スピードが上がるところと落ちるところとの見極めがまだ上手くできず、SS毎に「もうちょっとあそこは余裕もって読みたかったな」とか、「あとちょっと早く読まないと」と、ロストや大きなミスはしていませんが、悔しい箇所がいくつかあり、課題が沢山みつかりました。
でも、やはり今季のマシンでSSをアタックしている時間は楽しくて、なんていう表現が合っているかはわかりませんが、SS前に少しドキドキしたり、コーナーが次々とくる感覚。
ホントに楽しかったのです♪
次は6月にあるラリーモントレーへの参戦になりますが、この感覚、反省点を活かして頑張りたいと思います。
●おまけ☆
初乗りは空港からサービスパークに向かうまで。レッキも本番車でいけるラリーが国内は多いのですが、今回はレッキ車が全て主催者が用意したレンタカーでした!
話を聞くと、唐津は毎回主催者か準備して下さるそうなんです。
パルクフェルメスペースにレッキ日はレッキ車の白いヴィッツがズラーと並んでいて、レッキ中も同じクルマが並んでリエゾン区間を走っている光景は不思議で面白かったです♪
主催者用意のレッキ車だから難しかった所や意外と習得できた事もあったのでまた次回書こうかな♪ お楽しみに!
(梅本 まどか)