APOLLO 
■4.0リットルV型8気筒とは決別、全く新しいハイブリッドシステムを搭載
メルセデス・ベンツの欧州Dセグメントワゴン、「Cクラスステーションワゴン」の頂点に君臨するAMG「C63ステーションワゴン」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪の北ヨーロッパ山中で捉えたプロトタイプは、先日キャッチしたセダン同様にカモフラージュを大幅に落とし、ピラー、側面、ルーフが露出、最終デザインが見えてきました。
フロントエンドでは、ブーメラン型LEDデイタイムランニングライト、ヘッドライト、パナメリカーナグリルをセダンと共有。
後部ではLEDテールライトやクワッドエキゾーストパイプもセダンと同じですが、セダンのトランクリッドスポイラーに対し、ステーションワゴンはルーフスポイラーが装備されます。
キャビン内では、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと、11.9インチのインフォテインメントシステムを備えた上品かつスポーティなキャビンが期待できるほか、AMGブランドのスポーツステアリングホイール、スポーツシート、改良されたカーボンファイバートリムなどが提供されると予想されます。
パワートレインでは、4.0リットルV型8気筒とは決別、全く新しいハイブリッドシステムを手に入れます。
これはリアマウントバッテリーを備える2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジン＋電気モーターで、2速トランスミッション、リミテッドスリップリアデフで構成される電気駆動ユニットとなっています。
メルセデスは詳細を明かしていないものの、M139エンジンは421ps以上を発揮しますが、その数値は449psまで上げることができると示唆しています。電気モーターは最大204psを発揮するため、高性能ハイブリッドの合計出力は653psを発揮、もはやハイパーワゴンと呼べそうです。
C63ファミリーの登場はC43/53がデビューした後、2022年後半と予想されます。
