マツダ・CX-60が初公開。パワートレーンはPHEVのほか、直6の3Lガソリン・3.3Lのディーゼルを設定する!?

■新世代の魂動デザインを採用

マツダは、2022年3月9日に新型クロスオーバーSUVのCX-60(シーエックス シックスティー)を欧州で初公開しました。以前お伝えしたように、マツダはラージ商品群として、CX-60、CX-70、CX-80、CX-90を2022年から2023年にかけて投入する計画をアナウンス済みです。

マツダ CX-60
欧州仕様のCX-60

今回、初公開されたCX-60は、実質的に現行CX-5の後継になると予想されるモデル。FRレイアウトを採用することで、メルセデス・ベンツやBMWなどのFRベースのSUV(4WD)のような走りやブランドイメージの獲得を目指すと想像されます。

マツダ CX-60
CX-60のリヤビュー

欧州仕様のCX-60は、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたマツダ初のプラグインハイブリッド「e-SKYACTIV PHEV」を搭載。なお、欧州の発表ではモーターは100kW、駆動用バッテリーは17.8kWhとされています。

マツダ CX-60
CX-60のインパネ

さらに、トランスミッションは8速ATで、駆動方式はAWDになるそう。

ヨーロッパには、新世代直6エンジンの3.0L「e-SKYACTIV-X」ガソリンエンジンのほか、48Vマイルドハイブリッドシステムを採用する3.3L「SKYACTIV-D」ディーゼルエンジンも追加されるようです。

欧州各国で3月8日(現地時間)に受注が開始され、2022年夏の発売が予定されています。

マツダ CX-60
PHEVの証

CX-60は、年々厳しくなる環境性能や安全性能を備えながら、一般道から高速道路を巡航するロングドライブまで、余裕のある走りやマツダらしい楽しいドライブを提供するそう。

また、走りと共にマツダの美点であるデザインも注目ポイントです。デザインテーマである「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のさらなる進化に挑戦すると表明しています。

自然と調和する日本人の感性を活かしたタフさと緻密さを、その造形美を通じて具現化するそうですから楽しみです。

マツダ CX-60
CX-60のシフト、コンソールまわり

生産工場は、山口県防府市の防府第2工場で、3月11日にラインオフされる予定です。気になる日本仕様は、4月上旬に公開予定としています。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる