■宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の決闘」の日
710年の4月13日、元明天皇によって藤原京から平城京に遷都が行われたといわれています。平城京は、現在の奈良県奈良市および大和郡山郡市付近に位置します。歴史の年号はよく語呂合わせで覚えますが、筆者は平城京遷都「なんと(710)りっぱな平城京」、平安京遷都「ウグイス鳴くよ(794)平安京」でした。他にも覚え方はいろいろあるようです。
また4月13日は、「決闘の日」です。不穏な言葉ですが、決して決闘をしましょうというわけではありません。1612(慶長17)年のこの日、現在の山口県下関市にある巌流島で剣豪の宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が行われたことに由来します。吉川英治の小説や数々の映画やドラマで有名ですが、実は「巌流島の決闘」には諸説あり、本当にあったかどうかも確かではないようです。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
1990(平成2)年のこの日、ランドクルーザーシリーズの乗用車系SUV「ランドクルーザー・プラド」がデビューしました。
ランドクルーザーの歴史は古く、初代は1951年に「トヨタジープ」としてデビューしています。大排気量エンジンを搭載するクロスカントリーモデルとして存在感を放つクルマでした。初期のランクルは貨物車クラスの登録でしたが、初めて乗用車クラスにしたのはプラド誕生の1世代前の1984年発売「ランドクルーザー70ワゴン」でした。
そして1990年登場したのが、ランドクルーザー・プラドです。3ドア5人乗りのショートボディと、5ドア8人乗りのロングボディを用意。パワートレインは、電子制御2.4Lディーゼルターボと5速MTおよびCVTの組み合わせ、駆動方式は副変速機付パートタイム4WDでした。従来のクロカン性能を生かしながらも、小振りで誰でも扱える身近なSUVへと変貌し、その後はモデルチェンジを続けながら、パワーアップしてラグジュアリーなSUVへと進化しています。
圧倒的な走破性を誇るランクルシリーズの中にあって、プラドは通常の使い勝手に配慮したオールラウンドモデルとして長く人気を博しています。当時のプラドのライバルは、パリダカの活躍で大人気となった三菱パジェロでした。比較されることが多かった2つのモデルですが、パジェロが生産終了となった今となっては、プラドの独壇場となっていますね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)