■フラッグシップSUV「XM」と「Lable Red」の中間値に
BMWは現在、主力「5シリーズ」ICEモデルの頂点に君臨する「M5」を開発中ですが、そのスペックが流出しました。
最新情報によると、フラッグシップSUV「XM」と同じハイブリッドパワートレイン、4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンと電気モーターを積むといいます。
このセットアップにより、XMでは最高出力644ps/最大トルク800Nmを発揮、XM Label Redでは、それらの数値が738ps/1,000Nmに上昇します。
最近流出した書類によると、M5では2つのXMモデルの中間値となり、最高出力718ps/最大トルク1,030Nmを発揮することがわかりました。また、M5はXMの25.7kWhよりも小さい18.6KWhのバッテリーパックを使用するといいます。
新型M5は、現行型よりボディが拡大され、全長36mm(1.4インチ)長く、70mm(2.7インチ)幅が広くなると予想されています。
しかし、もっとも重要なことは、重量が5,368 ポンド(2,435kg)という非常に重いものになると伝えられていることでしょう。直接のライバルとなるメルセデス「AMG GT 63 S E パフォーマンス」の重量も約2.4tですが、最高出力831ps/最大トルク1,400Nmという圧倒的パフォーマンスを誇るため、さらなる軽量化を図るなど対策はあるのか、注目されます。
次期型はセダンとツーリングを販売予定で、セダンの製造は今年2024年7月に開始され、2031年初頭まで生産を続ける予定となっており、M5ツーリングは、今年11月に生産ラインに投入される予定です。
M5は、フロントエンドデザインを徹底的に見直し、強化されたブレーキとホイール、クワッドエキゾーストパイプ、目立つリアディフューザー、リップスポイラーを採用するなど、ベースモデルと大きな差別化がなされます。