BMW「M5」新型のスペックが判明! 最強セダンAMG GT63の牙城を崩せるか?

■フラッグシップSUV「XM」と「Lable Red」の中間値に

BMWは現在、主力「5シリーズ」ICEモデルの頂点に君臨する「M5」を開発中ですが、そのスペックが流出しました。

BMW M5セダン 次期型プロトタイプ スパイショット
BMW M5セダン 次期型プロトタイプ スパイショット

最新情報によると、フラッグシップSUV「XM」と同じハイブリッドパワートレイン、4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンと電気モーターを積むといいます。

このセットアップにより、XMでは最高出力644ps/最大トルク800Nmを発揮、XM Label Redでは、それらの数値が738ps/1,000Nmに上昇します。

BMW M5セダン 次期型プロトタイプ スパイショット
BMW M5セダン 次期型プロトタイプ スパイショット

最近流出した書類によると、M5では2つのXMモデルの中間値となり、最高出力718ps/最大トルク1,030Nmを発揮することがわかりました。また、M5はXMの25.7kWhよりも小さい18.6KWhのバッテリーパックを使用するといいます。

新型M5は、現行型よりボディが拡大され、全長36mm(1.4インチ)長く、70mm(2.7インチ)幅が広くなると予想されています。

しかし、もっとも重要なことは、重量が5,368 ポンド(2,435kg)という非常に重いものになると伝えられていることでしょう。直接のライバルとなるメルセデス「AMG GT 63 S E パフォーマンス」の重量も約2.4tですが、最高出力831ps/最大トルク1,400Nmという圧倒的パフォーマンスを誇るため、さらなる軽量化を図るなど対策はあるのか、注目されます。

次期型はセダンとツーリングを販売予定で、セダンの製造は今年2024年7月に開始され、2031年初頭まで生産を続ける予定となっており、M5ツーリングは、今年11月に生産ラインに投入される予定です。

M5は、フロントエンドデザインを徹底的に見直し、強化されたブレーキとホイール、クワッドエキゾーストパイプ、目立つリアディフューザー、リップスポイラーを採用するなど、ベースモデルと大きな差別化がなされます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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