車の運転中に地震、津波が発生した時、落ち着いて安全に行動できるか再確認!【週刊☆久保まいカー日記13】

■地震災害発生時に、適切な行動はできるか

地震が多い国ランキングでは、上位に位置する日本。元旦に起きた能登半島地震では、一般の方が撮影された動画なども多く拡散されており、その被害の甚大さを身近に感じました。

被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

地震が多い国と分かっていても、いざその時になったら適切な行動ができるか?と、私は不安になりました。

今回は、大地震発生時に運転している際の注意事項を確認してみます
今回は、大地震発生時に運転している際の注意事項を確認してみます

能登半島地震発生時には、友人たちと車で出かけている最中で、全員のスマホから「緊急地震速報」が鳴り響きました。ハンドルを握っているのは自分。みんなの命もかかってる。どうしよう…と不安になりました。

当時は車の通りも少ない片側一車線の、わりと田舎の道を走行中で、後ろも車がいなかったのでゆっくりと減速、友人たちにどこでどれくらいの地震が起きているかを確認しながら走行していました。すぐに、今いる所では震度2~3程度という事が分かり、そのままゆっくり走行し続けた、というのが当時の私の様子です。

教習所の学科授業では学びましたが、今一度思い出すためにも、今回は大地震発生時の対応について書いていこうと思います。

●運転中に「緊急地震速報」が発表されたら?

安全に減速をし、左端へ寄せて止まります
安全に減速をし、左端へ寄せて止まります

慌てることなく、非常点滅表示灯(ハザード)をつけるなどして周囲に注意を促したあと、急ブレーキを避けて、緩やかにスピードを落としてください。緊急地震速報の警告音は、びっくりして不安になる音ですが、落ち着いて行動したいものです。

以前一人で運転している時に、緊急地震速報がスマホから鳴ったのですが、その時は周りの車も減速することなく普通に走っていて、「大丈夫かな…」と不安に思いつつ、しかし、すぐに停車してスマホを見れる状況でもなかったの、で周りの状況も見ながら走るのも大事かなと思いました。

●運転中に「大地震が発生」した時は?

地震の激しい揺れで、ハンドルを取られ不安定になります。このような時は、ハンドルをしっかり握り、急にハンドルを切ったり、急ブレーキを踏まないように、できるだけ安全な方法で道路の左側に停止させます。

切れた電線などにも注意したいですね
切れた電線などにも注意したいですね

今回の地震の際にニュースで見た車内から撮影された映像も、かなり揺れていたので、自分が運転していたらと思うと本当に怖いです。私は地震がかなり苦手なので多少焦ってしまいそうですが、気を付けたいと思います。

そして地震後、そのまま運転する時は、道路の損壊や信号機の作業停止、障害物などに十分注意して運転してください。道路が割れてしまっていたり、倒木なども考えられると思うので、揺れが収まったあとでも注意して運転することが大切だなと思いました。

●車を置いて避難する時は?

カギを置いていきます
カギを置いていきます

車を置いて避難する時は、エンジンを停止、カギはつけたままか、車内の見えやすい所に置いておく。

これは皆さんご存知かと思います。

車内の分かりやすい所に置きます
車内の分かりやすい所に置きます

もっと詳しく言うと、避難する人や緊急車両の通行の妨げにならないように、できるだけ車は道路の外に移動しておくか、やむを得ない場合は左側に寄せて駐車です。

自分が避難した後に、車が邪魔になってしまうのは危険だと思うので、気を付けたいと思います。

●津波から避難する場合の車の使用は?

この場合は、車を使用しても良いそうです。

ただし、【津波から避難するためのやむを得ない場合】のみだそうです。

●緊急自動車専用路・緊急交通路とは?

緊急交通路の可変式標識。普段走っている道路にもあるかもしれません。
緊急交通路の可変式標識。普段走っている道路にもあるかもしれません

災害時に、緊急車両のみが通行できる道路です。一般車両の通行はできなくなるので、機会があれば近くの道路や、よく使う道路が該当しているか調べてみてください。

ひときわ目立つ、かなり大きい標識!印象に残ります。
ひときわ目立つ、かなり大きい標識!印象に残ります

東京都は、ナマズの大きな標識があるのでかなり印象に残ります。今回も記事を書く時に、「ナマズの標識、あそこにあったな~」と思い出すことができました!

今回は地震災害発生時についてでしたが、本当にその場面に遭遇した場合、落ち着いて行動できるか正直不安なところもあります。

なまずのイラストも大きく、かなり目立ちます
なまずのイラストも大きく、かなり目立ちます

しかし、知っているだけでも多少は行動に余裕ができるのではないかと思い、改めて自分への戒めの意味も込めて書かせていただきました。状況によっては臨機応変に対応することもあるかと思います。

自然災害は防ぎようがないですが、いかに安全に適切に行動できるかが重要だなと思いました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

久保 まい