ドイツ版プジョー・e-3008「オペル・グランドランド」後継EVは、バイザーデザインを継承

■「3008」とステランティス「STLAミディアムプラットフォーム」を共有

オペルの欧州Cセグメント・クロスオーバーSUV「グランドランド」後継モデルの市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

オペル グランドランド後継モデル プロトタイプ スパイショット
オペル グランドランド後継モデル プロトタイプ スパイショット

初代となる現行グランドランドは、2017年に「グランドランドX」として発売。その後、2021年の大幅改良を機に「グランドランド」へ車名変更。2022年に日本市場復帰した際には、コンパクト「コルサ」、ステーションワゴン「コンボライフ」とともに主力モデルとして投入されました。

捉えたプロトタイプは、ボディの多くを偽装パネルでカモフラージュしていますがフロントエンドでは、上部を一直線に走るLEDデイタイムランニングライトを備えた新ヘッドライトの輪郭が見えるほか、アストラやフェイスリフトされたオペルの他モデルと同様に、「バイザー」の顔を維持するようです。

オペル グランドランド後継モデル プロトタイプ スパイショット
オペル グランドランド後継モデル プロトタイプ スパイショット

次期型では、プジョー「3008」とステランティス「STLAミディアムプラットフォーム」を共有、最新のe-3008のサイズに基づき、ホイールベースが64mm長く室内空間が大幅に改善されます。

パワートレインは、ハイブリッドおよびフルエレクトリックで提供される可能性が高いようです。ベースとなるe-3008のエントリーモデルでは、最高出力210psを発揮するシングルモーターを搭載、前輪駆動で73kWhバッテリーをフル充電すると525kmの航続距離走行が可能です。また、98kWhバッテリーを積む「ロングレンジ」では、最高出力230psを発揮、航続距離は最大700kmを走ります。そして最上位モデルでは、最高出力320ps発揮するデュアルモーターを搭載します。

おそらく、グランドランド後継EVも同様の仕様が予想されます。

なお、現時点ではオペルが後継EVに「グランドランド」の名称を使うかは明らかにされていません。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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