プレリュードに続いて、日産「シルビア」も復活を示唆!? 製品責任者が注目発言

■若い購入者を再獲得へ。「Z」と「GT-R」に次ぐ3番目のモデルに

日産は「ジャパンモビリティーショー2023」にて、「GT-R」次期型(のような車)を示唆するBEV「ハイパーフォース」を初公開し話題を集めましたが、他にもエントリーレベルのスポーツカーを投入する可能性があることがわかりました。

日産シルビア後継EV 予想CG
日産シルビア後継EV 予想CG

「Z」と「GT-R」に次ぐ3番目のモデルは、若い購入者を再獲得する可能性がありますが、ビジネスケースはあるのでしょうか?

同ブランドの製品責任者であるイヴァン・エスピノーザ氏は、記者団に対し「ZやGT-Rの下に位置するように設計された、入門レベルの楽しい車こそ、スポーツカーに興味を持っていない若い購入者へ刺激を与えることができるはずです」と語りました。

また、トップギア誌のインタビューには「一般的に、自動車メーカーは自動車への情熱を忘れていると思います。国にもよりますが、若い顧客が車にますます魅力を感じなくなっていることがわかります」と付け加え、若い層へ車の興味を持たせる重要性を説いています。

5代目 日産シルビア S13
5代目 日産シルビア S13

同氏は、現在は20代の購入者にアピールするように設計されたモデルが欠如していると指摘。日産がホットハッチ市場に参入し、トヨタ「GRカローラ」や、ホンダ「シビックタイプR」などと真っ向から競争するのも選択肢の1つですが、ホットハッチや燃焼エンジンを含まない別の計画を持っているようです。

それは「おそらく、小型で手頃な価格の電気スポーツカーかもしれません」という具体的な発言からも、シルビア後継モデルの計画が進められている可能性がありそうです。

シルビア後継モデルが実現するなら、日産「アリア」が採用する「CMF-EV」プラットフォームを流用、4WDシステム「e-4ORCE」を搭載し、航続はWLTPモードで580kmと予想されます。

エスピノーザ氏の発言から読むと、シルビア後継モデルは意外と早い時期に登場する可能性もありそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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