エンジン、EXマニ、マフラーを組合せてで音の違いを聞けるSANGOのブース【これだけは見逃すなジャパンモビリティショー2023】

■エンジンとマニホールドとマフラーの組み合わせが試せる

SANGO
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知らないかたも多いかもしれません。SANGO(株式会社三五)というのは純正マフラーなどを製造している部品メーカーです。当然、排気、排気音のことは知り尽くしています。ジャパンモビリティーショーで、そのSANGOのブースに面白いコーナーがありました。

エンジンタイプとEXマニのタイプとマフラーのタイプが選べます。
エンジンタイプとEXマニのタイプとマフラーのタイプが選べます。

タッチパネルで、エンジン(V10か直列3気筒か)、EXマニ(等長か不等長か)、そしてマフラー(ストレートかスポーツマフラーかノーマルマフラーか)をチョイスすると、その組み合わせでの音が聞けるというものです。

一応、簡単に解説すると、EXマニ(エキゾースト・マニホールド)というのは、各気筒から出た排気を集めるパイプのことで、パワー特性や音に影響します。等長か不等長かというのは、その長さが各気筒ごとに揃えられているかバラバラかの違いです。

また、マフラーというのは消音器のことで、公道を走行する車は必ずマフラーである程度、音を抑えてあります。ここで選べるストレートマフラーは、そのまま消音せずに出す音、スポーツマフラーは車好きの人が楽しめるように不快な音域を抑えるなどしてチューニングした音。ノーマルマフラーはとにかく音を抑えて静かに作られたものと考えていいでしょう。

●V10はスポーツマフラーでこそ美しい音が聞ける

組み合わせによって、かなり音が変わるので面白いですよ。
組み合わせによって、かなり音が変わるので面白いですよ。

V10エンジンなんて、等長EXマニだと、整ったホントに雑味の少ない美しい排気音が聞けますね。一方で、不等長のEXマニを選ぶと、ちょっとドロドロした成分が入って、アメ車みたいなテイストになります。

また、3気筒エンジンのほうは、等長でも不等長でもやっぱりちょっとバリバリいう感じがして、美しい音にはなりにくいですね。とはいえ、スポーツマフラーだとGRヤリスみたいな整っているとはいえなくてもスポーティな音にはなります。

そして純正マフラーを選ぶと、ふつーの乗用車として乗るのに最適な静かーな音になります。

面白いのは、V10でもストレートマフラーだと、そんなにキレイな音はしないんですね。迫力はありますが、いってみれば“騒音”みたいな感じ。それがスポーツマフラーだと楽器のようにきれいな音になります。やっぱりマフラーによる音のチューニングって偉大なんですね。

そんな、エンジンとEXマニとマフラーの組み合わせを比較して聞いてみたいかたは、SANGOブースにどうぞ。

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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