2024年日本導入予定のレクサス本格クロカン系「GX550」と水素燃料バギー「ROVコンセプト」に清水和夫が試乗。「ガッツリ走れて楽しいよ」

■レクサス・コンセプトモデル一気乗り、ラストは「GX550」と「ROV Consept」でオフロード全開!

●こんなにいろんなのに乗ったら、次は空飛ぶ自動車試乗かな

レクサス・プロトタイプ大試乗会!
レクサス・プロトタイプ大試乗会!

ヤリスクロスのレクサス版「LBX」。SUV3列シートで北米地域専用モデル、新センチュリーのレクサス版?「TX350」「TX500h」。アルヴェルのレクサス版?、4座仕様のショーファーカー「LM500h」。ランクルも真っ青の本格オフローダー「GX550」。そして水素燃料エンジンを搭載したバギーカー「ROV Concept」。

この全てが、近々日本発表・発売、または日本では売らない(今のところ?)のレクサスたちです。

そんなレクサス・プロトタイプを特別試乗したのは、国際モータージャーナリスト・清水和夫さん。そのスペシャル試乗レポート動画を、順次お届けしています。

その1は、2023年内にも日本発売を予定している、ヤリスクロスのレクサス版「LBX」。その2はSUV3列シートで北米地域専用モデル「TX350」「TX500h」。その3は4座ミニバン「LM500h」。

そしてその4でラストに紹介するのは、2024年に発売予定の本格オフローダー「GX550」と、水素燃料エンジン搭載で将来的には実用化を視野に入れたコンセプトモデルのバギーカー「ROV Concept」(ROV=Recreational Off highway Vehicle)2台のレポートをお届けします。

ラリースト・清水和夫選手、全開で行ってきます!

●GX550とランクル、サイズ比較

レクサスGX550プロトタイプでゴツゴツ、凸凹路へ
レクサスGX550プロトタイプでゴツゴツ、凸凹路へ

レクサスGX550(プロトタイプ)とトヨタのランドクルーザー(ZX/ガソリン/7人乗り)とのサイズを比較してみると、ホイールベースは同じですが、GXのほうが全体的にひと回り大きいですね。

エンジンは、GXは3.5L V6ツインターボと2.4Lハイブリッド仕様が登場する予定です(ランクルは3.5Lガソリン/3.3Lディーゼルの V6ツインターボ)。

■ランドクルーザーZX(ガソリン/7人乗り)諸元
全長:4985mm
全幅:1980mm
全高:1925mm
ホイールベース:2850mm
タイヤサイズ:265/55R20

レクサスGX550プロトタイプのリヤビュー
レクサスGX550プロトタイプのリヤビュー

■GX(プロトタイプ)諸元
全長:5005mm
全幅:2000mm
全高:1935mm
ホイールベース:2850mm
タイヤサイズ:265/70R18

●GX550でゴツゴツ路へ!「やっぱメカだよな」

清水和夫さん、な~んか笑顔ですw
清水和夫さん、な~んか笑顔ですw

さあGX行ってきます。最近はモーター四駆のオフロードカーが多いんだけど、これは昔ながらの『鉄の棒で全部繋がって、前後のタイヤもスクラム組む』ような、オーソドックスなクロスカントリー四駆です。どのくらいの走破性があるか行ってきます。

右足はアクセル、ブレーキ踏んでないです。ハンドル操作だけです。そうか、改造したいからエアサスじゃなくてメカサス。アメリカ人はすぐイジるから!

今、ゴツゴツ路をクロールコントロール使って自動で下ってるけど、右足はまったく何にも踏んでないです。ハンドルだけ持って、このモニターでバーチャルなタイヤの位置を見ながら路面を選んでますね。

清水和夫×レクサスGX550プロトタイプ
清水和夫×レクサスGX550プロトタイプ

なんかもったいないね、この車でこういうところ走るのw!

清水監視係(ホントは説明してくださる方)と一緒に楽しそう!
清水監視係(ホントは説明してくださる方)と一緒に楽しそう!

モーターは意外にダメ。登坂ではなくて凸凹って、瞬間的にタイヤが石に乗り上げると思って垂直に車体持ち上げるから、絶対にモーターでは足りない。やっぱりこういうメカニカルのほうがいい。

ボクはメカ派だからコレがいいや!

●ROVコンセプトはヤバい!

清水和夫×レクサスROVコンセプト プロトタイプ
清水和夫×レクサスROVコンセプト

「2周目なのでここ右に入ります。誘導に従っていただいてまっすぐ!」

清水和夫さん、レクサスROVコンセプトではちょっと目つきが違いそうですw
清水和夫さん、レクサスROVコンセプトではちょっと目つきが違いそうですw

最近なんかね、この歳になってもいろんな乗り物に乗っているから、あと5年後には『空飛ぶ自動車』乗れるんじゃないかな!?と思うくらい。

これはバギーカーでエンジンは1.0L 3気筒の水素エンジン。本格的なバギーカーって、20年くらい前にアメリカで1回乗ったことあるんだけど。

最後のこんなすごいモーグル、本当にスキー場のモーグルだよね。それを車で全開で行くんだから、ちょっとビックリ!

グワングワンなっててピントが合わない!
グワングワンなっててピントが合わない!

サスペンションがなんかこう、無限大にストロークしてる感じで、もうこんなになってて、だからバネは全然動かないんだよね。それはすごかったですね。

清水和夫×レクサスROVコンセプト プロトタイプ
清水和夫×レクサスROVコンセプト

まあ車もすごいけど、やっぱりあれは操るドライバーもやっぱすごいな!


清水和夫×レクサスROVコンセプト プロトタイプ
清水和夫×レクサスROVコンセプト プロトタイプ

ヤバい! ダメよ、和夫さんにオモチャ与えちゃw!! 目がキラッキラしてる(サングラスで分かんないけど)!

コ・ドライバー…というか、清水さんがヤンチャしないように監視係(!)をナビに乗せ(本当は説明してくださる方)、グラベル(未舗装路)大好きなラリースト・清水和夫選手全開の走りもお楽しみくださいw。


清水和夫×レクサスGX550プロトタイプ
清水和夫×レクサスGX550プロトタイプ

■GX(プロトタイプ)諸元
全長:5005mm
全幅:2000mm
全高:1935mm
ホイールベース:2850mm
タイヤサイズ:265/70R18

清水和夫×レクサスROVコンセプト プロトタイプ
清水和夫×レクサスROVコンセプト

■ROV Concept諸元
全長:3120mm
全幅:1725mm
全高:1800mm
エンジン:直列3気筒DOHC/998cc/圧縮気体燃料

(試乗:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの

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この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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