帰ってきた三菱新型「トライトン」ディーゼルを清水和夫が一足お先に堪能!「本物のハードボイルド4WD」

■発売は2024年、日本にも展開される三菱新型「トライトン」を帯広の聖地で清水和夫が試乗

●この手のピックアップトラックはディーゼルが最適だろ!

本格的だぜ!
本格的だぜ!

なんと12年振りに日本へ帰ってくる!

約9年ぶりにフルモデルチェンジし、6代目になった三菱の新型「トライトン」が、『Power for Adventure』のコンセプトを掲げ、2023年7月、タイで発表されましたね。そして、日本でも2024年から展開されるとのこと。

清水和夫×三菱トライトン
清水和夫×三菱トライトン

その日本発売前に、北海道・帯広にあるテストコースにて、国際モータージャーナリスト・清水和夫さんが試乗してきました。

「泥んこだらけのワインディングロードでトライトンを走らせます!」

本格的なクロスカントリー4WD、しかもディーゼル。清水さんの好物てんこ盛り状態の新型トライトン。なんか…デカい! では早速動画を見て見ましょ。

●本物のハードボイルド4WDだな!

タイで開発し、作られ、来年2024年には日本にも入ってきます。

新型の2.4Lディーゼルを搭載
新型の2.4Lディーゼルを搭載

おぉ~、ディーゼルの音がしますね!

これはフレーム構造のクロスカントリー四駆ということで、本物のハードボイルド4WDです。

デカッ!
デカッ!

見てよ~これ、全長5.3m! ホイールベース3100mm!とか言ってた。コレ、絶対に世田谷の裏通りに入っちゃダメです(※迷路のような細~い路地がいっぱいある、しかも一通だったりもする)。

コクピットは意外と普通乗用車みたい
コクピットは意外と普通乗用車みたい

なんだぁ、インテリアは意外と乗用車チックに作られているよね、当たり前か!


●三菱自動車担当者をナビシートに、デコボコ道を行く!

顔がちょっと…引きつってるw? 三菱自動車・岸上健二さんをナビに乗せデコボコ道へGO!
顔がちょっと…引きつってるw? 三菱自動車・岸上健二さんをナビに乗せデコボコ道へGO!

今日はね、デリカミニ、アウトランダー、デリカディーゼルに乗って、そして4台目にこのトライトンのディーゼルに乗ります。フレーム構造の、ある意味本格的なクロスカントリーの四駆ですね。

これはデリカと同じ2.2Lのディーゼルエンジンではなく、2.4Lの新しいディーゼルです。デリカの2.2Lは古いから、ちょっとうるさいもんね。

地上高も高いので、うねりも難なく越えていく。デコボコ道で乗った瞬間は左のリヤは『犬がおしっこしている』みたいに浮いている。

なんか、ロングホイールベースっての感じるね。リヤタイヤがドライバーポジションよりかなり後ろにあるって感じ。

おぉ~楽勝楽勝! フレームもしっかりしているので、ヨレないので安心。前モデルからねじりと曲げ剛性を上げています。ホイールベース長いから、曲げ剛性を上げるのが大変でしょうね。

今日は幸運にも、ディーゼル2台乗れたのでハッピーハッピー♪ ディーゼル+四駆に敵うものはないね、北の大地では。

やっぱこういう車もソフトウエアが大事なんでしょうね。いろんな走行シーンの中で最適解を求めるには。


清水和夫×三菱トライトン
清水和夫×三菱トライトン

今回は、とにかく、動画で新型トライトンの動きを見て欲しいです。最近、グラベル(未舗装路)にはまっているという清水さんの姿をご覧ください!

(試乗:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの

三菱トライトンの主なスペック
三菱トライトンの主なスペック

【SPECIFICATIONS】
車名:三菱トライトン
全長×全幅×全高:5360×1930×1810mm
ホイールベース:3130mm
トレッド(前/後):1570/1565mm
車両重量:2140kg
乗車定員:5名
最小回転半径:6.2m
エンジン種類:4N16型
内径×行程:86.0×105.0mm
総排気量:2439cc
エンジン最高出力:150/135/110kW
エンジン最大トルク:470/430/330Nm
ミッション:6速MT/6速AT
サスペンション形式(前/後):ダブルウイッシュボーン/リーフスプリング
最低地上高:222mm
アプローチアングル:29deg
ランプブレークアングル:23.4deg
ディパーチャーアングル:22.8deg
タイヤサイズ:265/60R18

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この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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