ミニEV最強「JCW」市販型、マフラーの代わりにここで差別化する!

■スポーティなフロントスプリッターを装備する新バンパー

MINIは現在、フルエレクトリック版に設定される最強モデル「JCW」(ジョン・クーパー・ワークス)バージョンを開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

MINI EV JCW 市販型プロトタイプ スパイショット
MINI EV JCW 市販型プロトタイプ スパイショット

まだカモフラージュが多く残っていますが、そのフロントエンドには、中央サポートと水平バーを備えるエアインテーク、スポーティなフロントスプリッターを装備するバンパーなどが確認できます。

MINI EV JCW 市販型プロトタイプ スパイショット
MINI EV JCW 市販型プロトタイプ スパイショット

側面では、分厚いサイドスカートとフラッシュマウントのドアハンドルが見てとれます。また、傾斜したルーフ、ツートンカラーのホイールも見てとれます。

後部では、高性能モデルを区別するためのエキゾーストパイプを使用することができないため、よりアグレッシブなリアバンパーと、垂直方向のアクセントを特徴とする、改良されたディフューザーで差をつけているようです。また、新設計されたスポイラーと、高くスリムなリフレクターのように見えるものも見えます。

キャビンは直径9.44インチ(240mm)のOLED円形ディスプレイが大半を占め、AndroidベースのMINIオペレーティングシステム9を実行するミニマムなデザインが特徴です。

このディスプレイは、デジタルインストルメントクラスターと、インフォテインメントシステムの機能を組み合わせたもので、広範なカスタマイズに加え、犬のアバターで表現できる新しい音声アシスタントを提供します。

市販型では、BMWが長城汽車と共同開発した「Spotlight」と呼ばれる専用プラットフォームを採用します。スペックについては謎ですが、同社はすでに「クーパーE」が40.7kWhのバッテリーを搭載し、最高出力が184psになることを正式に発表しているほか、上位の「クーパーSE」は、54.2kWhの大容量バッテリーと、218psを発揮するより強力な電気モーターを搭載することもわかっています。

一方「E JCW」はさらに強力になることが確実で、おそらく54.2kWhの大容量バッテリーを積み、最高出力は250psを超えてくると予想されています。

最初のクーパーEは2024年に登場する予定となっており、高性能JCWバージョンは2025年半ばの登場が期待されています。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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