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■ガソリン代を節約するためにはどうしたらよい?
近年、ガソリン価格は高騰傾向にあり、現在は160円台後半や170円台前半ぐらいまで跳ね上がっています。
ガソリン代は、クルマを日常的に運転する人からすれば、毎月かかってくる固定費のようなものなので、電気代やガス代同様、なるべく節約できる術を身につけておきたいものです。
今回は、ガソリンを節約できる方法について解説していきます。
●クルマのメンテナンスをして節約する
タイヤの空気圧を適正にして、エンジンオイルを適度に交換することは、燃費を上げるのに有効なのです。
・タイヤの空気圧を適正にする
タイヤの空気圧が足りていないと、タイヤのたわみが大きくなり、そのぶん路面との間に強い抵抗が加わり、燃費が悪くなってしまいます。
タイヤの空気はわずかとは言え自然と抜けていくものなので、定期的に点検を行うのがおすすめです。1ヶ月で約5~10%程度空気が抜けていくとされているため、頻繁に点検したいです。
ちなみに、タイヤの空気圧が低下していると、バーストが起こる恐れがあります。空気圧が低いことでタイヤが余計にたわみ、サイドウォールが波うち、そして発熱することでスタンディングウェーブ現象が起こるためです。空気圧の点検および調整は、ガソリンスタンドやディーラー、自動車修理工場、タイヤ専門店などで簡単におこなえます。
・エンジンオイルを適度に交換する
エンジンオイルを適度に交換しないと、エンジンオイルによりもたらされる潤滑性能などが落ち、必要以上のガソリンを消費してしまいます。
エンジンオイル交換のタイミングは、一般的に1万5000kmまたは1年ごととされていますが、エンジンや車種によっても異なるため、クルマの取り扱い説明書などを見て確認することをおすすめします。
●運転の仕方に気をつけて節約する
運転の仕方にも気をつけていけば燃費をよくし、ガソリン消費を減らすことができます。
・クルマの荷物を減らす
ガソリンを無駄にしないクルマの乗り方としては、クルマに載せる荷物をなるべく減らすというものがあります。ゴルフバッグなど、普段はとくに必要はないけれど、なんとなくクルマの荷台に重いものを載せてしまっている方はいないでしょうか。
一般的に、100kgの荷物を載せて走行すると、3%程度燃費が悪くなるとされています。また、必要がないなら空気抵抗を受けるルーフキャリアも下ろしておくとよいですね。
・急ブレーキや急発進、無駄な加速や減速は避ける
また、急ブレーキや急発進を避ける運転を心がけましょう。ゆっくりした発進を意識するだけで10%程度燃費がよくなり、早めにアクセルから足を離すことで2%程度燃費が改善するとされています。
なお、無駄な加速や減速を減らすために、十分な車間距離をとるように意識するのもおすすめです。
電柱や標識を目印にし、前を走行するクルマが通過してから自分のクルマが通過するまでの時間を一般道では2秒以上、高速道路では3秒以上となるようにするのが目安です。
ちなみに、ゆっくりした発進とは、最初の5秒間で時速20km/hを目安とし、5秒経過後は徐々に速度を上げていく乗り方のことです。そして、停止するときは早めにアクセルから足を離してエンジンブレーキも使って減速しましょう。
このように、適切なクルマのメンテナンスを継続し、運転の仕方に気をつけると、燃費がよくなってガソリン代を節約することができます。
「ガソリン料金は、どこまで高くなるの?」と不安になることもありますが、コツコツ節約していくしか方法はなさそうです。
(鈴木 僚太[ピーコックブルー])
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