【高速サービスエリア ドッグラン 北海道】札樽道・金山PA(下り)は住宅街に隣接しているとは思えない緑溢れる落ち着いた空間

■近所に住む人も気軽に散歩コースとして利用できる憩いのスペース

2匹のワンちゃんと暮らすライターが足を運んで、日本全国にある高速道路のSAに併設しているドッグランを紹介します!

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高速道路に併設された最北端のドッグラン。

金山(かなやま)PA(下り)は、北海道札幌市に位置する札樽自動車道にあるサービスエリアです。金山PAでドッグラン施設があるのは下り線のみですが、一般道からの入場も可能で、徒歩でもパーキングエリア内へ入ることができ、近隣住民の愛犬家たちにも人気のスポットなのだそうです。

小樽から札幌方面に向かって最初のパーキングエリアのため、小樽のお土産も販売されていたり、金山特製昇龍麺というピリ辛ラーメンをはじめ、どんぶり類など家庭的な料理が食べられるフードコーナーも人気。ニセコ高橋牧場から直送されるソフトクリームも、濃厚なミルクが堪能できるので一食の価値あり!

建物内のフードコートとショッピングは、コンビニのセイコーマートが入ったので、24時間いつでも行うことができます。

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ヘルシーなワンちゃん用のおやつを販売している。

お土産売り場では、ワンちゃん用のお菓子も販売されていました。お麩を原料にした、カロリーも少なくヘルシーなお菓子なので、ダイエット中のワンちゃんにもドライブでいい子にしていたご褒美にいかがですか?

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建物を抜けて真っ直ぐ進むと公園のような敷地の中にドッグランがある。

ドッグラン6お目当てのドッグランは、建物の右側を進み、まるで公園みたいに整備された緑地の奥にあります。電灯も各所にあるため、暗くなっても安心ですね。

580㎡もの充分な広さがあるドッグランは、小型犬用と中・大型犬用の2つのエリアに分かれています。

ドッグランの利用時間は、8:00~19:00(4月~11月)で、冬期は降雪のため利用できないようです。

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冬の間は降雪のため利用できないので注意。
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入口の横には脚を洗うためのシャワーが設置されている。

共有出入り口を入ると、足を洗うためのシャワー設備があります。ペット用ゴミ箱はないため、マナーとして排泄物(ウンチ)はしっかり持ち帰りましょう。

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小型犬とは書かず小さいわんちゃんという表記に癒しを感じる。
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ベンチは日差しを遮るモノがないため、日傘などの用意が必要。

小型犬専用エリアへは「小さいわんちゃん」と書いてある看板が掲げてある扉から入ります。地面は天然の芝生でしっかり刈り取ってあるため、こまめにメンテナンスしているようです。フィールドは珍しく、ゆるやかな傾斜になっています。

ベンチは2つありますが、日除けや木がないため日中は日差しが当たり暑いかもしれません。一部分だけ、芝生の養生中につき人のみ立ち入り禁止になっていました(※2020年7月現在)。

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エリアは2つに区分され、こちらは大きなわんちゃん用のスペース。
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こちらのスペースも緩い傾斜があり、木がたくさん植えられている。

小型犬エリアに隣接している中・大型犬用エリアへは、「大きいわんちゃん」という看板の入り口から入場します。

「大きいわんちゃん」という表現に、思わずホッコリしてしまいます(笑)。すぐそばに林があるため、エリア内で森林浴も堪能しながら気持ちよく遊べそうです。

天然芝生も、小型犬エリアに比べて青々と茂っていました。林の木のおかげで木陰エリアもあり、暑い日は涼めそう。こちらのエリアもベンチは2つ。1つは木陰ができているため、小型犬エリアのベンチよりも快適に休憩できます。

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大きな木に囲まれているため日陰のスペースもある。
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芝の緑と澄んだ青い空のコントラストは北海道ならでは。

ここのドッグランで遊ぶ醍醐味は、程よい傾斜が演出する、広い空と山々の素敵な景色!ドッグランの周りも充分なスペースがあるため、リードをつけてお散歩することもできます。インスタ映えしそうな可愛いベンチもあります。

金山PA(下り)のドッグランは、青い空の下、傾斜のある広いフィールドで自然を感じながら遊ぶことができる、北海道の高速道路ならではのスポットでしょう。

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お団子のような形のベンチが設置されている。
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ドッグランの周りにも散歩できるスペースがある。

また一般道からの入場も可能のため、地元のワンちゃんたちと出会える機会が多いのも他のドッグランにはない魅力。

広い北海道内の高速道路で数少ないドッグランのひとつで、主要な観光地である札幌と小樽の間に位置しているためアクセスもよいため、北海道をワンちゃんと旅行する際には、ぜひ立ち寄ってみてください!

(文:高市智子/写真:萩原文博)

※この記事は2023年5月1日に追記・再編集しました。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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