■「コスモAP」「RX-8ハイドロジェンRE」「MX-81」も出展
今年の「オートモビル カウンシル」は2023年4月14日(金)~16日(日)まで幕張メッセで開催されます。
常連であるマツダからは、ロータリーエンジンを使ったシリーズ式プラグインハイブリッドである「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様)」が日本で初めて公開されます。
以前お伝えしたように、MX-30 e-SKYACTIV R-EVは、MX-30の基本的な価値はそのままに、日常使いの大半をバッテリーEVとしてまかなえる85kmのEV走行距離を備えるのをはじめ、エンジンによる発電でロングドライブにも対応。
さらに、走行のすべてをモーターで駆動する仕様です。電欠の心配が不要な、現実的な選択肢として提供されることになります。
ロータリーエンジンの開発を地道に続けてきたマツダ。今回、発電機として再び日の目を見ることになります。
今回の出展テーマは「ロータリーエンジンの可能性の追求と新しい価値への挑戦」です。
展示車両は、「MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様)」「コスモAP」「RX-8ハイドロジェンRE」「MX-81」の4台が予定されています。
マツダが1967年に量産化に成功したロータリーエンジンは、同社を象徴する技術。「飽くなき挑戦」の精神で、半世紀以上に渡って、ロータリーエンジンの可能性の追求、そして新しい価値への挑戦を続けてきたことになります。
プラグインハイブリッドモデルのMX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様車)は、必要な出力性能をコンパクトなユニットで実現できるロータリーエンジンの特徴を活かし、ロータリーエンジンが発電機として使用されます。
そのほか、公害対策や環境などクルマに対する社会的要求が高まった1970年代に、排ガス規制の先陣を切って投入されたコスモAP(Anti Pollution)や、マルチフューエルに対応可能なロータリーエンジンの特性を活かし、燃料多様性に挑戦したRX-8ハイドロジェンREが出展されます。
(塚田勝弘)
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