シュコダ「コディアック」次期型はPHEVが目玉。兄弟モデルのVW「ティグアン」よりコスパがいいぞ!

■VWグループの「MQB」を採用、「ティグアン」と同一のホイールベースに

シュコダの人気クロスオーバーSUV「コディアック」次世代型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

シュコダ コディアック 次期型プロトタイプ スパイショット
シュコダ コディアック 次期型プロトタイプ スパイショット

初代となる現行型コディアックは、2016年に発売。プラットフォームにはフォルクスワーゲン(VW)グループの「MQB」を採用、「ティグアン」と同一のホイールベースを持ち、2列3人乗りと3列7人乗りのシートレイアウトが提供されています。

2021年に大幅改良が執行され94,500台を販売。長年人気のあるオクタヴィアと小さなカミック クロスオーバーに次ぐ人気モデルへと成長しています。次世代型プロトタイプは、昨年9月にも捉えていますが、市販型ボディはこれが初めてです。

シュコダ コディアック 次期型プロトタイプ スパイショット
シュコダ コディアック 次期型プロトタイプ スパイショット

フロントエンドでは、グリルが少し高い位置に修正されているほか、デュアルヘッドライトを継承していることがわかります。またその下には、スリムで垂直のコーナーエアインテークを配置、下部グリルには六角ハニカムメッシュが入っています。

現行型と比較して顕著な違いは、ドアハンドル上部にあったキャラクターラインが消えていることです。フロントフェンダーからテールライトまで、両側のドアを通過する横のキャラクターラインは、カミックからコディアックまですべてに見られるシュコダモデルの特徴です。

しかし、プロトタイプは昨2022年に公開された「シュコダ ビジョン 7S コンセプト」でプレビューされたように、側面がより滑らかに処理されています。ただし、7Sコンセプトのようなフラッシュドアハンドルは採用されていないことがわかります。

リアエンドでも多くのカモフラージュを施していますが、新設計されたテールライトの一部が露出、リアハッチのステップアウトセクションと統合していることが見てとれます。またエキゾーストパイプは隠されている様子が伺えます。

シュコダ コディアック 次期型プロトタイプ スパイショット
シュコダ コディアック 次期型プロトタイプ スパイショット

次世代型では、VWグループの「MQB」プラットフォームの進化系を採用、「ティグアン」次期型と多くのコンポーネントを共有するとみられます。

パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドのほか、最高出力272psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVモデルも初めて導入されます。

コディアック次世代型のワールドプレミアは、2024年内に予定されていますが、マイクロチップや半導体の不足状況が正常に戻るかどうかにかかっていると言っていいでしょう。ティグアンとは兄弟モデルですが、プライスはかなり安価に設定され、お得な1台となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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