■ヘッドライトが眩しいクルマが迫ってきたら・・・
ハロゲン、HID、LEDと、技術の進化と普及により、最近はクルマのヘッドライトが本当に明るくなりました。夜間にしっかり視界を確保し、かつ自車の存在を周囲へ確実に伝えるために、適切な明るさで点灯するヘッドライトは重要な安全装備のひとつといえます。
でも、暗闇を歩いているとき、対向からやってきたクルマのヘッドライトをまともに見つめてしまい、目が眩んでしまった経験はありませんか? とくにSUV人気の昨今は、その車高の高さゆえ余計にヘッドライトが眩しく感じられたり、もしくは実際に眩惑させせられたことのある歩行者の方は少なくないかもしれません。
●危機管理のプロ・自衛隊が教えるクルマ系ライフハック
危機管理のプロフェッショナルである自衛隊が、いざというときに役立つ知識やライフハックを伝授しているのが、YouTube「自衛隊募集チャンネル」のライフハックシリーズ。
そのシリーズ内に、「クルマがすれ違う時のヘッドライトで目がくらむのを防ぐ方法(暗調応)」という動画がアップされています。自衛隊流の解決方法たるや、意外や意外。そんな簡単なこと?!と目から鱗が落ちてしまいました。
暗いところで視界を確保することを、自衛隊では「暗調応(あんじゅんのう)」と呼んでいます。これは光の強さに対する網膜の感覚順応のひとつ。明るいところからいきなり暗いところに入ると最初は何も見えませんが、しばらくたつと物が見えるようになってきますよね。それが暗順応です(ちなみに逆の現象が「明順応(めいじゅんのう)」)。
自衛隊のライフハックによると、眩しいものが迫ったときに取るべき行動は・・・なんと「片目をつむる」という実にシンプルなもの! あとは、クルマが通り過ぎたら目を開けるだけ。これで眩惑を防ぐことができるということです。
自衛隊募集チャンネルが展開している「自衛隊LIFEHACK」シリーズでは、これ以外にもクルマの屋根に積もった雪の落とし方や、冬場に車内のガラス曇りを軽減する方法などクルマ関連はもちろん、使い捨てカイロを使い捨てで終わらせない方法や、家にあるものをランプにする方法など、いざというときのために知っておきたいワザの数々を紹介しています。
(三代やよい)
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