三菱・デリカミニが約180万円~約225万円で予約受注を開始。注目の新型軽スーパーハイトワゴン【東京オートサロン2023】

■発売は2023年5月の予定。プレゼントが付く予約注文特典も見逃せない

以前お伝えしたように、三菱自動車は、新型軽スーパーハイトワゴンである「デリカミニ」を「東京オートサロン2023」で初披露します。同モデルの予約受注も2023年1月13日から開始され、同年5月に発売される予定です。車両価格(予定/税込)は、約180万円〜約225万円。

三菱デリカミニ
新型デリカミニの予約受付を開始

なお、発売日前日までに注文すると、コールマンとコラボしたオリジナル「コールマン × DELICA MINI コラボLEDランタン(大小セット)」、アクティブなイメージを演出するサイドアンダーデカール、選べるディーラーオプション5万円(税込)のプレゼントが、3点すべて予約注文特典として用意されます。購入を決意した方は予約注文がお得です。

三菱デリカミニ
写真はサイドアンダーデカールなどの用品装着車

また、東京オートサロンには、新型デリカミニの純正用品装着車、カスタムカーが3台出展されていますので必見です。

ここでは、同モデルの概要をお届けします。

ラインナップは「T Premium」「T」「G Premium」「G」で、2WD(FF)、4WDを設定。直列3気筒のNAエンジン、ターボが設定され、両エンジンともにeKクロスと同様にハイブリッド仕様になっています。

●4WDモデルは大径タイヤにより最低地上高を10mmプラス

新型デリカミニは、「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」をデザインテーマに掲げ、SUVらしいタフな内外装が与えられています。ライバルは、ダイハツ・タントファンクロス、スズキ・スペーシアギアの2台に加えて、軽商用車(4ナンバー登録)のスズキ・スペーシアベースも候補になるかもしれません。

三菱デリカミニ
ダークシルバー塗装のアルミホイールを履く

デリカD:5、デリカD:2の末弟になるデリカミニは、三菱の特徴であるダイナミックシールドにより立体感のある顔つきが目を惹きます。専用フロントバンパーやルーフレールを備えるほか、フロントバンパーとテールゲートガーニッシュに「DELICA」のロゴが配置され、リヤのテールゲートガーニッシュには、小さくMINIというロゴも刻まれています。「U」の字を描くヘッドライトも目を惹きます。

三菱デリカミニ
ルーフレールを装備する

力強いフロントグリルに、やんちゃな印象のヘッドライトが個性を演出。さらに、バンパー下側にプロテクト感のあるスキッドプレートが配され、SUVらしさが強調されています。

アルミホイールには、タフな印象をもたらす形状とスタイリッシュさも醸し出すダークシルバー塗装が施されています。なお、ボディカラーは新色の「アッシュグリーンメタリック」をはじめとした2トーン6色、モノトーン6色の全12色展開となっています。

三菱デリカミニ
ブラックを基調としたインテリア

一方のインテリアは、通気性のいい撥水シート生地の採用がトピックス。座面や背もたれの中央部に、時計のバンドを彷彿とさせる立体的なエンボス加工が施され、蒸れにくく、座り心地の良さにも配慮されています。

ブラック基調のインパネは、水平でワイドな視界が広がります。アイボリーのアクセントカラーも用意され、アウトドア系らしい明るさとアクティブな印象ももたらしています。

三菱デリカミニ
撥水シート生地を採用する
三菱デリカミニ
蒸れにくいシートデザインを採用する

秀逸な乗降性も見どころです。650mmの開口幅を確保したリヤスライドドアは、足元もフラットになっていて、高めの開口高により楽に乗り降りできます。

そのほか、ハンズフリーオートスライドドアにより、両手が塞がっていても足元のセンサーに足を出し入れすることで、開閉可能。

●後席の使い勝手や積載性はeKクロススペースと同等レベル

シート設計やシートアレンジなどはeKクロススペースに準じている印象で、後席の前後スライド量320mmは同値。背もたれにリクライニング用レバー、スライド用レバーをそれぞれ備え、荷室側からも左右席別々に前倒し(リクライニング)、スライドが可能です。

つまり、軽スーパーハイトワゴンにふさわしいシートアレンジ、大開口部による積載性を備えています。

三菱デリカミニ
軽スーパーハイトワゴンらしい広大な空間が広がる

なお、後席前倒し時は床面が少しスロープ状に傾斜するものの、スロープ状であるため大きな荷物の出し入れもしやすいはず。ラゲッジボードと後席シートバックは、汚れが拭き取りやすい素材が使われています。キャンプや各種アクティビティを楽しむ層にうれしい装備になっています。

三菱デリカミニ
純正アクセサリー(予定)のフロアマット

走りと見た目で特徴的なのは、4WDの方になりそうです。165/60R15サイズの大径タイヤと専用チューニングが施されたショックアブソーバーにより、最低地上高が10mm高くなっているそう(数値自体は、現時点では未公表)。

4WDは、路面をしっかり捉えた走りと車内の振動を抑え、砂利道などの未舗装路での安定性、快適性を高めたとしています。4WDモデルは、降雪地域やあまり整備されていないキャンプ場、登山や渓流釣りなどの趣味でも重宝しそうです。

三菱デリカミニ
グリップコントロール、ヒルディセントコントロールを標準化する

また、滑りやすい路面での発進をサポートするグリップコントロールも標準装備され、雪道やぬかるんだ道での脱出にも寄与。急な下り坂や滑りやすい下り坂で一定速で走行できるヒルディセントコントロールも標準化されています。

先進安全装備では、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援機能のほか、衝突被害軽減ブレーキ、踏み間違い防止アシストなども用意されています。

三菱デリカミニ
後席は左右席別々にスライド、リクライニングが可能

なお、「東京オートサロン2023」に出展される新型デリカミニは、新色の「アッシュグリーンメタリック」をまとった参考出品車(カタログモデルに近い仕様)で、サイドアンダーデカール、オールウェザーマット、9型ナビゲーションなど同モデルに設定される予定のアクセサリー(純正用品)が装着されています。

三菱デリカミニ
新型デリカミニ × Coleman(デリカミニ ミーツ コールマン)

そのほか、新型デリカミニ × Coleman(デリカミニ ミーツ コールマン)、新型デリカミニ SNOW SURVIVOR(スノーサバイバー)も参考出品されています。

東京オートサロンに出展されているこれらのカスタマイズモデルは、別の記事でご紹介します。

三菱デリカミニ
新型デリカミニ SNOW SURVIVOR(スノーサバイバー)

●ボディサイズ:全長3395×全幅1475×全高1830mm

●東京オートサロン出展車両(新型デリカミニ):有償色(参考出品)、アダプティブLEDヘッドライト(参考出品)、サイドデカール(三菱純正用品/参考出品)、オールウェザーマット(三菱純正用品/参考出品)、オリジナル9型ナビゲーション(三菱純正用品/参考出品)

●車両価格(予定):約180万円~約225万円

(文:塚田勝弘/写真:井上 誠)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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