ケン・ブロックの足元を支えてきたTOYO TIRE株式会社。逝去に対し代表取締役社長&CEO清水隆史氏がコメントを発表

■「まだ走ったことのない道も果敢に挑戦」していく同氏の姿勢に共感と尊敬

2023年が始まったばかりというのに、自動車のエキサイティングな走りを楽しみの一つとする我々にとって、大変ショッキングなニュースが流れました。世界一有名なエクストリームドライバーであり、ラリーストでもあったケン・ブロックが、2023年1月2日(現地時間)、スノーモービルによる事故が原因で急逝しました。

ケン・ブロック(左)とTOYO TIRE株式会社清水隆史代表取締役社長&CEO
ケン・ブロック(左)とTOYO TIRE株式会社清水隆史代表取締役社長&CEO(2019年@Essen)

ケン・ブロックは、オリジナリティあふれる車両で、そのテクニカルで大胆な走りを様々なシーンで成功させるという独自の動画コンテンツで我々を魅了してくれました。その多くの車両を、足元から支えてきたのがTOYO TIRESだったのを覚えている方も多いことでしょう。

そんなTOYO TIRE株式会社(注:社名は「TOYO TIRE株式会社」、タイヤブランドは「TOYO TIRES」)から、その訃報に対し、正式なリリースと、代表取締役社長&CEO清水隆史氏によるコメントを発表しました。

以下、リリースより。

■当社グローバルブランドアンバサダーKEN BLOCK氏への追悼メッセージ

日本時間1月3日、世界的にも著名なラリードライバーであるKEN BLOCK(ケン・ブロック)氏が不慮の事故で急逝されました。TOYO TIREは2016年、KEN BLOCK氏及び同氏の所属する米国のHoonigan Racing Division(フーニガン・レーシング・ディビジョン)とパートナーシップ契約を結び、フラッグシップタイヤ「PROXES」のブランドアンバサダーに就任いただきました。現在では、グローバルブランドアンバサダーとしてTOYO TIRESブランドの持つ世界観を表現していただく一方、当社はさまざまな企画において同氏のパフォーマンスを足元で支え続けてまいりました。

このたびの悲報に接し、TOYO TIRE株式会社 代表取締役社長&CEO清水隆史より、以下のとおり、追悼メッセージをお伝えいたします。

まだ走ったことのない道も果敢に挑戦していく同氏の姿勢に私たちは常に共感と尊敬心を抱き、パートナーであることを誇りとしてきました。
私たちはその卓越したドライビングテクニックはもとより、まるで同氏の頭脳と直接接続されているかのように振る舞うマシンの極限的なパフォーマンスにいつも魅了されてきました。情熱的な咆哮を上げながら、紳士然とした美しさをまとった走りは同氏そのものであり、私たちの脳裏に深く刻まれ、無二の至宝として永遠に記憶されることでしょう。
私たちTOYO TIREの友人である、親愛なるKEN BLOCK氏の数々の挑戦に深く敬意を表するとともにこれまでの功績を偲び、謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

TOYO TIRE株式会社
代表取締役社長&CEO 清水隆史

Audi S1 Hoonitron
展示予定のAudi S1 Hoonitron

TOYO TIREは「TOKYO AUTO SALON 2023」TOYO TIRESブースにてケン・ブロックのトークショーなどを予定していましたが、予定のプログラムは変更せざるを得ませんが、最新映像作品「ELECTRIKHANA High Stakes Playground Las Vegas」でKEN BLOCK氏が操ったEVモンスターマシン「Audi S1 Hoonitron」を展示します。

東京オートサロン2023はTOYO TIRESブースに注目です。

(小林和久)

この記事の著者

編集長 小林和久 近影

編集長 小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務める。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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