スズキがスポーティな原付二種スクーターの新型「アヴェニス125」を発売。価格は28万4900円

■軽快でスポーティな原付二種スクーター

スズキは、欧州で先行発表していた新型の原付二種スクーター「アヴェニス125」の国内導入を発表しました。

スズキが原付二種スクーターの新型アヴェニス125発売
アヴェニス125のパールミラージュホワイト/マットフィブロイングレーメタリック

流麗でスポーティなデザインが特徴の新型は、インド国内で2022年1月より販売しているモデルの日本仕様。軽量な車体によるキビキビとした走りと、高い実用性を両立した通勤快速スクーターです。日本では2022年10月21日(金)より発売されます。

●燃費の良さとキビキビした走りを両立

新型のアヴェニス125は、前述の通り流麗でスポーティなデザインが特徴の原付二種スクーターです。

テールへと跳ね上がるウェッジシェイプのボディを採用した外観にはツートンカラーを採用し、グラフィックデカールとLEDのヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどとの組み合わせにより、軽快かつスタイリッシュなデザインを表現しています。

スズキが原付二種スクーターの新型アヴェニス125発売
アヴェニス125のグラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2(サイドビュー)

滑りにくく安定した形状のシートには、赤いステッチ仕上げを施すことで、高級感なども演出。メーターカバーやマフラーカバーなど、細部のパーツもシャープでスポーティな形状とするなどで、遊び心あふれる雰囲気も醸し出します。

パワートレインには、124cc・空冷2バルブ単気筒SOHCのSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジンを採用。SEPとは、燃焼効率を上げ、フリクションロスを低減することにより、パワーを落とすことなく、低燃費を実現したスズキ独自のエンジンのこと。

アヴェニス125用では、加速性能にこだわったセッティングを施すことで、街中を軽快に駆け抜けるスポーティな走りを実現。リニアなスロットルレスポンスによる優れた加速力と、高い燃費性能を両立するバランスの良い特性としたほか、令和2年国内排出ガス規制にも適合させています。

最高出力は8.7ps/6750rpm、最大トルクは1.0kgf-m/5500rpmを発揮し、燃費性能はWMTCモード値で54.3km/Lを達成。専用設計の大径パイプを採用した車体は、装備重量107kgと軽量で、取り回しがしやすく、パワフルなエンジン性能とのマッチングで、キビキビとした走りにも貢献します。

●使い勝手の良い装備も満載

装備では、インストルメントパネルにフル液晶ディスプレイを採用し、メーターやインジケーターを見やすく配置。ディスプレイ左下には、燃費の良い運転をすると「ECO」の文字が入ったグリーンのランプが点灯するエコドライブインジケーターも装備します。

スズキが原付二種スクーターの新型アヴェニス125発売
アヴェニス125のマットフィブロイングレーメタリック/ラッシュグリーンメタリック

また、防犯効果が高いシャッター付きキーシリンダーも採用、シート下トランクスペースには2個のヘルメットホルダーを装備してタンデムライダーにも考慮。

右フロントインナーラック、USBソケットのほか、ふた付きの左フロントインナーボックスなど、使い勝手の良い装備が満載です。

スズキが原付二種スクーターの新型アヴェニス125発売
アヴェニス125のフロアボード(写真は欧州仕様)

ほかにも、左右の足元付近を絞り込んだカットフロアボードの採用や、780mmというシート高などにより、足つき性も良好。

フロントには5本スポークデザインのアルミ製12インチ大径ホイールを装備することで、高い走行安定性とスポーティなデザインに貢献します。

車体色には、白「パールミラージュホワイト/マットフィブロイングレーメタリック」、グレー「マットフィブロイングレーメタリック/ラッシュグリーンメタリック」、黒「グラススパークルブラック/マットブラックメタリックNo.2」の3色を設定。

価格(税込)は28万4900円と、30万円を切ることで、比較的リーズナブルな点も注目です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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