■ウインター性能はもちろん、静粛性やロングライフ性能に磨きを掛ける
日本でも年々、知名度が高まっているオールシーズンタイヤは、非降雪地域での急な積雪に条件付ではあるものの対応してくれるタイヤです。
以前お伝えしたように、日本グッドイヤーは、2022年8月1日に発売をスタートしたプレミアムオールシーズンタイヤの「VECTOR 4SEASONS GEN-3(ベクター・フォーシーズンズ・ジェンスリー)」「VECTOR 4SEASONS GEN-3 SUV(ベクター・フォーシーズンズ・ジェンスリー。エスユーブイ)」に、2022年10月と11月に、新たに11サイズを追加すると明らかにしました。
ウインター性能に加えて、静粛性やロングライフ性が大幅に向上した「VECTOR 4SEASONS GEN-3」シリーズが、より幅広いモデルやグレードに対応することになります。
両タイヤは、ヨーロッパで研究、開発、生産されているオールシーズンタイヤで、ウインター性能を高めただけでなく、サマー性能も、特に静粛性とライフ性能の大幅向上を実現しているそうです。
技術面の主な特徴をおさらいすると、センター部に向かって狭くなる溝とパターン最適化によってノイズを低減する「新Vシェイプドトレッド」が採用されています。従来品に比べて、パターンノイズを36%、ロードノイズも31%の低減を実現。また、「ドライハンドリングテクノロジー&新オールウェザーコンパウンド」により、高剛性トレッドがタイヤの変形を低減させ、高いハンドリング性能に寄与すると共に、新コンパウンド採用によりライフ性能が、30%向上されています。
今回のサイズ追加により、ブームとなっているSUVにも幅広く対応するなど、適合車種が増えています。
(塚田勝弘)