ヤマハ発動機が次世代ボート制御システム「HELM MASTER EX」を採用したプレジャーボート3モデルを発売

■「SR330」「YFR-27HMEX」「S-QUALO」をマイナーチェンジ

ヤマハ発動機は、マイナーチェンジした「SR330」「YFR-27HMEX」「S-QUALO」のプレジャーボート3モデルをマイナーチェンジし、2022年8月1日(月)に発売しました。

ヤマハ発動機 SR330
ヤマハ発動機のプレジャーボート「SR330」

この3モデルは、次世代ボート制御システムの「ヘルムマスターEX(HELM MASTER EX)」が搭載されています。

新採用になる「ヘルムマスターEX」は、ステアリングやシフト操作、スロットル開度など、船外機のコントロールをすべて電子的に制御する「ヘルムマスター」を、さらに進化させた次世代のボート制御システム。

画期的な操船制御システムである「ヘルムマスター」の機能性や柔軟性、互換性をベースに、拡張、構築されています。各種機能を組み合わせた複数のバリエーション、使用目的やボート(船外機)のタイプに合わせ、システムを選択することができます。

新機能として、「オートパイロット」によるコース維持、方位維持などが加わっています(使用できる機能は、艇種により異なります)。

さらに、定点保持機能「セットポイント」に、新たに「フィッシュポイント」と「ドリフトポイント」が加わり、船外機を自動制御してポイントを維持、または、船首を特定の方位に維持することが可能になったそうです。

ヤマハ発動機 ヘルムマスターEX
「ヘルムマスターEX」の各種操作系

そのほか、新デザイン・新ソフトウェアを搭載した「ジョイスティック」、電子キースイッチ(スマートキー)、内蔵型電動ステアリングシステムなども採用されています。

今回の3モデルには、外観デザインが一新された新型V6 4.2Lの船外機が搭載(最高出力300PS/250PS)されています。また、モデルに応じて内装のカラー、シートクッションの素材、ダッシュボードのデザインなども変更されています。

ここからは、個別のプレジャーボート3モデルをチェックしていきます。

●ボリューム感とスポーティなイメージを併せ持つ「SR330」

1モデル目の「SR330」は、ボリューム感とスポーティなイメージを併せ持つ流線型のエクステリアデザインが特徴。

定員の15名がデッキ上に集うことが可能な、広くて開放的なシートレイアウトも特徴のオープンタイプのスポーツクルーザーになります。大人2名が休むことのできる電動スライドベッドが備わるバース(寝台)や空調付きのトイレルームのほか、デッキにはオーディオ機器や冷蔵庫を標準装備。快適で楽しいボートライフを享受できます。

300PSの船外機が2基備わり、卓越したスピード性能を発揮します。この新型V6 4.2Lエンジンは、新デザインに加えて、全体がホワイトで塗装された300PSの船外機「F300F」「FL300F」の2基を搭載。SBWを採用し、「ヘルマスターEX」との組み合わせにより、スムーズなステアリング操作を実現するそう。

そのほか、内装色のオプションに新色が追加されたほか、プロペラライトの位置、給油口、陸電用インレットの位置など、細部まで変更が施されています。また、魚探/GPSなどの機能を持つ12インチの「MFD(マルチファンクションディスプレイ)」に、タコメーターや燃料計などエンジン情報の表示が可能になっています。

●フィッシングに特化した「YFR-27HMEX」

ヤマハ発動機 「YFR-27HMEX」
「YFR-27HMEX」のイメージ

2モデル目の「YFR-27HMEX」は、ボートフィッシングに求められる釣りの機能、走行性能を高次元で実現したという27フィートのスタイリッシュなフィッシングボートです。スピードや安定性といった基本性能に加えて、風流れ抑止性能、後進時の舵効き性能などを高次元で実現しているそう。

ワイドなデッキ形状を持つスクエアバウや、広いサイドウォーク幅の採用、トランサムデッキの設置などにより、27フィートクラスとしては広々とした余裕の釣りスペースと、快適な居住空間が確保されています。

エンジンは、新型のV6 4.2Lで、新デザインと全体がホワイトカラーになる250PS船外機「F250N」が搭載されています。同モデルもSBWによるスムーズなステアリング操作を実現します(船外機1基掛けのためジョイスティックによる横移動はできません)。

さらに、魚探、GPSなどの機能を持つ7インチの「MFD(マルチファンクションディスプレイ)」にタコメーターや燃料計など、エンジン情報の表示が可能になっています。アフトステーションには、エンジン情報が表示される5インチのカラー液晶ディスプレイを装備。ルームライト、トランサムレールも標準設定されています。

●おしゃれクルージングなら「S-QUALO」

ヤマハ発動機 S-QUALO
「S-QUALO」のイメージ

3モデル目の「S-QUALO」はクルージングボートで、スピード、乗り心地や横安定性という相反する要素を、高次元でバランスさせているのが特徴。

スクエアバウが採用されているほか、躍動感のあるキャラクターラインが船側に刻まれていて、存在感の際立つ立体的かつ斬新なフォルムが目を惹きます。また、採光性に優れ、大人5名がゆったりとくつろぐことができるキャビンも備わっています。

搭載されるのは、新型のV6 4.2Lエンジンで、新デザインと白い塗装が印象的な300PS船外機「F300G」を搭載。「ヘルムマスターEX」が採用されているのはもちろん、スマートキーとエルゴノミクスデザインを採用し、スピードコントロールやニュートラルホールドなどの機能を備えた新型リモコンレバーも用意。様々なエンジン情報を伝達する5インチカラー液晶ディスプレイ「CL5」も備わるほか、内装は木目調のカラーリングが変更され、イメージチェンジされています。

ヤマハ
3モデルの主要諸元

●価格
「SR330」:4742万2100円
「YFR-27HMEX」:1495万8900円
「S-QUALO」:1801万3600円

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。