キアの巨大SUV「EV9」は加速性能でレクサスLXを凌駕。2023年発売へ向けてテスト中

■73kWhのバッテリーを積み航続は最大336マイル(540km)を走破

起亜は現在、フルサイズ・クロスオーバーSUV「EV9」を開発中ですが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

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起亜 EV9 市販型プロトタイプ

EV9は、2021年11月のL.A.オートショーでコンセプトモデルとして初公開された3列シートのフルエレクトリックSUVで、北米を初め欧州などで発売が決定しています。

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起亜 EV9 市販型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、ボディがクラッディングで厳重にカモフラージュされています。しかし、特徴的なLEDデイタイムランニングライトを装備、フロントフェンダーにはY字デザインラインが見てとれるなど、コンセプトのスタイリングの80~90%を保持しているようです。

側面では、デジタルミラーが従来のサイドミラーに変えられているほか、Bピラーを装備し、スーサイドドア(観音開きドア)も変更されています。またコンセプトではルーフに巨大なパノラマサンルーフを備えていましたが、プロトタイプにはなく、オプション設定される可能性もあるでしょう。

市販型では、ヒュンダイグループのEV専用「E-GMP」プラットフォームを採用、73kWhのバッテリーを積み、航続は最大336マイル(540km)を走破、30分以内に80%の充電を完了します。また動力性能は0-100km/h加速5秒未満と巨漢ながら高いパフォーマンスを発揮、ライバルとなるレクサス「LX 570」の7.7秒を凌駕します。

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起亜 EV9 市販型プロトタイプ

ボディサイズは全長5m×全幅2m強×全高1.8m、ホイールベース3.1mで、全長を除いてレクサスLXより大きなイメージとなりそうです。

同社の今後の自動運転システムであるAutoModeを搭載、NSCC(ナビゲーションベースのスマートクルーズコントロール)、高速道路運転パイロット(HDP)、および自動車線変更はKiaEV9の自動モードのハイライトとなります。

EV9市販型のワールドプレミアは、2023年内と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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