アウディA4次期型ラインアップの驚異とは?高性能「RS」も電動化が濃厚

■フルEV「A4 RS e-tron」では最高出力500馬力も

アウディは現在、主力「A4」ファミリー次期型の開発に着手していますが、その派生ワゴンとなる「A4アバント」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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アウディ A4アバント 次期型プロトタイプ

オーストリア・アルプスでブレーキテストを実行している次世代プロトタイプは、ディテールを隠しているものの徐々にカモフラージュが削ぎ落とされています。若干コンパクトにされたハニカムメッシュグリル、バンパーコーナーのエアカーテン、下部のワイド吸気口などのデザインが露出しています。ただしヘッドライトやテールライトは未だダミーコンポーネントを装着しており、最終デザインは不明です。

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アウディ A4アバント 次期型プロトタイプ

次期型では、他VWグループモデルをささえる「MLB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用、48Vマイルドハイブリッドシステムを使用する最新の2.0リットル直列4気筒「EA888」エンジンを搭載するほか、プラグインハイブリッドもラインアップ、8速オートマチックまたは7速デュアルクラッチギアボックスとペアリングされます。高性能「RS」も電動化されることが濃厚で、PHEVを利用して、現行型の最高出力444ps、最大トルク600Nmを超えてくるのは確実と言えるでしょう。

またフルエレクトリックとなる「A4 RS e-tron」では、MLBではなくポルシェと共同開発された「PPE」プラットフォームを採用、最高出力は500ps、最大トルク800Nmが予想されます。エクステリアデザインも差別化され、空力効率をさらに向上させるためにブランクグリルが採用されると思われます。また最新情報では、「A5 スポーツバック」に似たハッチバックスタイルのテールゲートを備える5ドアスタイルになる可能性もあるといいます。

A4次世代型のワールドプレミアは2023年内で、サルーン及びアバントのスタイルが提供される予定です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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