スズキ・キャリイのAT車が4速ATに多段化するなど、一部改良を実施

■4AT車にアイドリングストップを装備

2022年4月7日(木)、スズキは軽トラックの「キャリイ」、「キャリイ特装車」の一部改良を実施し、同日発売しました。今回の一部改良では、AT車が3速ATから4速ATに多段化され、燃費の向上が図られています。

スズキ キャリイ
キャリイ「KX」のLEDヘッドランプ装着車

「キャリイ」は、4AT車に燃費向上に寄与するアイドリングストップシステムが搭載されています。ほかにも「KX」、特別仕様車「KCスペシャル」、「スーパーキャリイ X」に、LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機構付)がメーカーオプションで設定されています。

「キャリイ特装車」には、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が装備されています。

「金太郎ダンプ」、「頑丈ダンプ」にはメーカーオプションとして設定されていて、「ダンプシリーズ」には、後方誤発進抑制機能は装備されていません。なお、特装ベース車には、「スズキ セーフティ サポート装着車」の設定はありません。

スズキ キャリイ
キャリイ特装車シリーズ(頑丈ダンプ)

さらに、「ダンプシリーズ」、「垂直式ゲートリフター」にパワーウインドウ、電波式キーレスエントリー、パワードアロックが追加されるなど、装備の充実化が図られています。「キャリイ特装車」の4AT車には、アイドリングストップシステムは装備されません。

スズキ キャリイ
「スーパーキャリイ X」のLEDヘッドランプ装着車

キャリイは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当します。

軽トラックはOEMを含めてスズキとダイハツの一騎打ち状態になっているだけに、新型ダイハツ・ハイゼットトラック(マイナーチェンジ版)との競争がより激しくなるはずです。

●価格帯
「キャリイ」:75万2400円〜133万3200円
「キャリイ 特別仕様車(KCスペシャル/農繁スペシャル)」:98万1200円〜127万8200円
「スーパーキャリイ」:105万8200円〜144万7600円
「キャリイ特装車シリーズ」:127万2700円〜236万3900円

●オプション価格
「スズキ セーフティ サポート(KC パワステ農繁仕様、KC エアコン・パワステ、KC エアコン・パワステ農繁仕様)」:6万500円
「スズキ セーフティ サポート(金太郎ダンプ、頑丈ダンプ)」:4万9500円
「LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機構付)/KX、KCスペシャル、スーパーキャリイ X」:5万5000円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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