スズキ・エブリイ、エブリイワゴンがディスプレイオーディオを設定するなど、装備を強化

■エブリイ/エブリイワゴンの車いす移動車も一部改良を実施

ライバルのダイハツ・ハイゼットカーゴ、アトレーがフルモデルチェンジを受け、好調な出だしを切った中、スズキエブリイ、エブリイワゴンが2022年4月7日(木)に一部改良を受けました。

福祉車両ウィズシリーズ「エブリイ 車いす移動車」、「エブリイワゴン 車いす移動車」も一部改良を受け、こちらは5月30日(月)に発売されます。

スズキ エブリイ
一部改良を受けたスズキ・エブリイ

今回の一部改良では、エブリイとエブリイワゴンに、バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ装着車がメーカーオプションとして設定(スズキ セーフティ サポート装着車に設定)されたのがトピックス。

スズキ エブリイワゴン
一部改良を受けたスズキ・エブリイワゴン

エブリイ、エブリイ 車いす移動車は、4AT車にアイドリングストップシステムが追加されています。また、「PC」に「JOIN」と同様に、「スズキ セーフティ サポート」が標準装備され(PA、PAリミテッドは、メーカーオプション設定)、「JOIN」にはディスチャージヘッドランプが標準化されるなど、安全装備の充実化が図られています。

スズキ エブリイ
ディスプレイオーディオ付のインパネ

そのほか、ラゲッジルームランプがLEDに変更されたことで視認性が向上し、夜間や暗い場所での作業がよりしやすくなっています。

エブリイワゴン、エブリイワゴン 車いす移動車は、ルームランプ(リヤ)がLEDに変更されたほか、ハイルーフ仕様にオーバーヘッドシェルフを、「PZターボスペシャル」に本革巻きステアリングホイールが追加されるなど、ポケッテリアや快適装備を充実。

スズキ エブリイ
一部改良で設定されたディスプレイオーディオ

なお、エブリイ、エブリイワゴンは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当します。

スズキ・エブリイ、エブリイワゴンの商品力の強化で、ダイハツとの販売競争がより激しくなるのは必至でしょう。

●価格帯
「エブリイ(商用)」:99万1100円〜151万9100円
「エブリイ 車いす移動車(商用)」:170万9000円〜182万9000円
「エブリイワゴン(乗用)」:156万9700円〜192万9400円
「エブリイワゴン 車いす移動車(乗用)」:197万2000円〜208万9000円

●オプション価格
「スズキ セーフティ サポート」:7万1500円
「バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ」:5万2800円
「パールホワイト塗装」:2万2000円
「ムーンライトバイオレットパールメタリック塗装」:2万2000円
「電動オートステップ(後席左側)」:4万2000円
「パールホワイト塗装」:2万円

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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