人類初の宇宙遊泳に成功/ディーゼルエンジンの生みの親ルドルフ・ディーゼル誕生/Uberの試験車が公道で死亡事故!【今日は何の日?3月18日】

■ソ連のレオーノフ飛行士が10分あまりの船外活動

1965年3月18日、ソ連のレオーノフ飛行士が宇宙衛星船ボスホート2号で地球を17周する間に10分余りの船外活動を行いました。宇宙服に身を包み、命綱をつけて宇宙を遊泳する動画が世界中に流され、大きな話題となりました。宇宙ブームが起こり、当時宇宙を舞台にした映画が多数作られたそうです。

3月18日には、シンガーの西野カナ、サッカーの岩渕真奈、俳優の豊川悦司と奥田瑛士、モータージャーナリストの今宮清純、映画監督のルネ・クレマン、ディーゼルエンジンを発明したルドルフ・ディーゼルなどが生まれています。本日紹介するのは、ルドルフ・ディーゼルです。

●熱効率に優れるディーゼルエンジンを発明したルドルフ・ディーゼル生まれる

ルドルフ・ディーゼルは、1858年3月18日フランスのパリでドイツバイエルンから移民した両親のもとで生まれました。1870年、12歳の時に普仏戦争(ドイツのプロイシンとフランスの戦い)が勃発したため、ドイツ人はフランスから撤去させられます。ルドルフ・ディーゼルはアウグスブルクの叔父叔母のもとで職業訓練学校に学び、1875年にミュンヘン工科大学に入学。1880年の卒業後は、冷凍・製氷工場の設計と製造の仕事につきましたが、効率の低い蒸気機関でなく、内燃機関に注目して研究を始めました。

ディーゼルが描かれた切手(1958年発行、西ドイツ)
ディーゼルが描かれた切手(1958年発行、西ドイツ)

1893年、ディーゼルエンジンの論文を発表し、1897年、ついに新しい内燃機関のディーゼルエンジンを発明したのです。最大の特徴は、安価な軽油を利用すること。多少粗悪な燃料でも着火して燃焼ができること。当初のディーゼルエンジンは高いシリンダー圧に耐えるため頑丈で大型だったため、主として発電機用や船舶用として活用されました。自動車への適用まで数十年を要しましたが、効率が高いことから画期的な内燃機関として全世界に拡がっていきました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょうか?

●米国ウーバー社の自動運転車の走行試験で死亡事故が発生!

2018年3月18日、米国のアリゾナ州においてウーバー・テクノロジーズ社の自動運転試験車が、自転車を押して車道を渡っていた女性に時速63km/hで衝突して死亡させるという事故が発生しました。

ウーバー自動運転車(2017年型ボルボXC90)
ウーバー自動運転車(2017年型ボルボXC90)
ウーバー自動運転車の屋根には、LiDARとカメラ、レーダーを収納した小型ドームを装着
ウーバー自動運転車の屋根には、LiDARとカメラ、レーダーを収納した小型ドームを装着

米国内では、このほかにもテスラの自動運転車による2件の死亡事故が発生していますが、いずれも犠牲となったのは運転していたドライバーです。自動運転車による死亡事故で歩行者が犠牲になったのは、これが初めてでした。自動運転車は2017年型「ボルボXC90」をウーバーが改造したもので、クルマの屋根にLiDARとカメラ、レーダーを収納した小型ドームを装着したタイプでした。

ウーバー自動運転車(2017年型ボルボXC90)の後ろ外観
ウーバー自動運転車(2017年型ボルボXC90)の後ろ外観

事故原因は、自動運転制御のAIが被害者を「人間(歩行者)」と認識できなかったことであり、基本的かつ技術的な問題が浮き彫りになりました。しかも補助するドライバーは動画を見ていて前方を全く注意していなかったことも判明。当時はグーグルも盛んに公道試験を行っていましたが、最近は慎重になっているようです。自動車メーカーの市販車も多くは運転支援のレベル2までであり、ホンダが厳しい運転条件付きでレベル3を実用化しましたが、一般にイメージされる自動運転にはまだ距離があるのが実情ですね。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

この記事の著者

Mr. ソラン

Mr. ソラン 近影
某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きなクルマで、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。