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■BUSOUエアロは、全国日産ディーラー1100軒以上に認められた確かな製品性が自慢
元F1ドライバーでクリッカーテストドライバーの井出有治さんを東京オートサロン2022会場で探したら…あ、居たいた! 西ホール2、新型Zでワサワサしている日産自動車ブース向かいに構える「BUSOU(ブソウ)」ブースで、井出さんを発見しました。
●BUSOUがセントラル20とコラボし、NEWフェアレディZチューニングをスタート!
このBUSOUブースでは東京オートサロン2022初日の1月14日(金)、セントラル20とのタッグで新型フェアレディZのトータルチューンをしていくことが発表されました。
セントラル20といえば、「元祖Zの柳田」春人さんと「弐代目Zの柳田」真孝さん親子のショップ。
アメリカ・ボンネビルで行われた世界最高速大会(1990年)にZ32で挑戦し、最高速354.656km/h、正式記録となる区間平均最高速329.075km/hという当時の最高速記録も樹立した、フェアレディZをはじめとした日産車チューンの老舗です。
そのセントラル20が今年から、話題のニューフェアレディZをBUSOUとコラボしてチューンをしていくということなのです。
●老舗大ブランドIMPULから独立、「金子豊ジュニア」が挑む新進エアロパーツメーカー、それが「BUSOU」
BUSOUは、今から3年半前、2019年に創業した新進エアロパーツメーカー。その代表・金子哲也さんは、あのIMPUL(インパル)の大番頭として活躍されていた金子豊さんの息子さんです。
23歳でIMPULに入社した金子哲也さんは、IMPULを退社後、「インポートカー系エアロをやろうかと思った時期もありましたけど、でも、結局は日産車しか分からなかったので、日産車を専門とするBUSOUを立ち上げました」とのこと。
創業当時は、日産系エアロパーツは、代名詞ともいえるIMPULという大きなブランドがあるため「絶対に無理だ」と言われていた時期もあったそうです。が、それでも「絶対に成功してやる!」との意気込みで、BUSOUをスタートさせたそうです。
BUSOUは創業直後の東京オートサロン2020に初出展し、国際カスタムカーコンテスト・セダン部門で『BUSOU SKYLINE 400R』が優秀賞を受賞! 初出展で初受賞ということで話題になりました。
「ウチの自慢は、メーカー系エアロパーツを制作している工場で生産していること。それは、製品性に間違いがないということです。今では全国の日産ディーラー1100軒以上で取り扱いをしていただけて、車検OK、取り付けもディーラーでできるということが強みです」(金子)。
現在の取り扱い車種は、オーラNISMO、オーラ、アリア、キャラバン、ノート、キックス、セレナ、ルークス。今後は、日産から発売されるすべての車種のエアロパーツを手掛けていくとのこと。もちろん、東京オートサロン2022で話題を一気に集めた新型フェアレディZも、です。
「ウチは今までエアロパーツしかやってきませんでした。なので、新たな試みとして新型フェアレディZに関しては、エアロパーツはBUSOUで、そのほかチューニング系はセントラル20というタッグで、より魅力あるクルマに仕上げていきます!」(金子)。
これは楽しみでしかないですね!
●井出有治を兼アドバイザーに、BUSOUはレース活動を開始!
この、セントラル20とのコラボ企画発表と同時に、BUSOUは2022スーパー耐久レース・ST-3クラスにフェアレディZ(Z34/現行型)で参戦すること、そしてスーパーGTレース・GT300に参戦…という記者発表も行われました。
2021年まで、近藤真彦さんのスーパーGT・KONDOレーシングへスポンサードをしていたBUSOU。が、「今ならできる!」と、参戦する側へ挑戦することに。
「スーパーGTに参戦するには、人脈や周りの協力が不可欠。井出有治さんがいなければ実現しなかったプロジェクトです」と、井出さんとの関係を教えてくれました。
●いつか一緒にレースを! それが実現する2022年
「ボクがF3に乗っている頃、資金やらなんやらで悩んでいた時期に、たまたま親父の知り合いから紹介してもらったのが、てっちゃん(哲也さん)のお父さんである金子豊さん。そこから星野一義さんのカバン持ち(付き人)をさせてもらい、レースの勉強をさせてもらい、GT選手権やフォーミュラニッポンでIMPULのマシンに乗せてもらえ…。ボクのレース人生中、大恩人が金子豊さんなんです。
そんな中でてっちゃんと出会い…、もう20年以上だね」(井出)。
「ある日、私がスノボ行って帰ってきたら、知らないヤツが私の部屋で寝ているし、朝ごはんも食べている。誰だコイツ!?っていうのが、井出さんとの最初の出会い!」(金子)
「IMPULで走っていた当時、展示用のデモカーを各サーキットに運ぶのもボクの仕事。自走で行くんだけど、帰りは東京につくと電車が無くて帰れないので、金子豊さんが『ウチ泊まっていけ』って。で、てっちゃんの部屋に泊まる。知らないヤツが自分のベッドで寝てたら、そりゃ驚くよね(笑)」(井出)。
「同じ歳で、なぜか気が合って、IMPULを辞めた後もずっと付き合いが続いています。2022年からスーパー耐久・ST-3にZ34(現行型)で参戦、スーパーGT・GT300にも挑戦します。今回のレース参戦プロジェクトも井出さんには最初から相談していたし、さっきも言ったように井出さんがいなければこのプロジェクトは実現していません。
レース体制については2月にならないとまだ言えないところがたくさんあって…! でも、井出さんのアドバイスのもと、ビックリするような体制で挑んでいきます。
ドライバー? GT300のマシン? それも…まだ言えなくてごめんなさい。
でも、ずっと、このプロジェクトが実現するときには…って井出さんと夢を語り合ってきたので!」(金子)
各チームが2022年体制を続々と発表している今、BUSOUレーシング(仮称?)がどんな体制でふたつのレースに挑むのか!? 正式発表までしばしオアズケ! もちろん、クリッカーでもご報告しますのでお楽しみに!!
(文・永光 やすの/画像:松永 和浩)
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【関連リンク】
井出有治オフィシャルwebサイト
https://www.yuji-ide.com/
株式会社クレアーレ BUSOU-JAPAN DESIGN-
https://creare-busou.co.jp/