警視庁が誕生/詩人の西條八十生まれる/三菱パジェロがパリダカ6連覇を達成!【今日は何の日?1月15日】

■東京の治安を守る警視庁が創設

1874(明治7)年1月15日、後に「日本警察の父」と呼ばれる川路利良が、フランス警察を参考にして東京警視庁(現、警視庁)を創設し、初代大警視(現、警視総監)に就任しました。ちなみに日本の警察組織全体を指揮監督するのは警察庁であり、そのトップは警察庁長官です。

さて、1月15日に生まれたのは、女優の吉岡里帆と樹木希林、タレントの石原良純、ファッションデザイナーのコシノヒロコ、政治家の河野洋平、詩人の西條八十などです。本日紹介するのは、西條八十です。

●童謡から流行歌まで多彩な詩を生んだ西條八十が誕生

人々の心に響く詩を作り続けた西條八十(C)Creative Commons
人々の心に響く詩を作り続けた西條八十(C)Creative Commons

1892(明治25)年のこの日、詩人・作詞家・仏文学者の西條八十が現在の新宿区払方町で生まれました。早稲田大学卒業後、パリに留学して早稲田大学の教授となり、象徴詩、童謡、軍歌、歌謡曲などの作詞家として活躍。身近なところでは「肩たたき(母さんお肩をたたきましょう・・・)」、「毬と殿様(てんてんてんまり、・・・)」、かなりや「歌を忘れたカナリヤは・・・」、「東京音頭(踊り踊るなら・・・)」など、挙げれば切りがありません。あまりに大衆的な詩を書くことから、一部の知識人から不評を買うこともあったそうですが、生涯1万5000編以上の大衆を元気づける詩を書き続けました。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●パジェロがパリダカで11回目の総合優勝、6連覇を達成!

2006年ダカールラリーチーム。前列右2人目が増岡浩、前列左端が優勝したリュック・アツファン
2006年ダカールラリーチーム。前列右2人目が増岡浩、前列左端が優勝したリュック・アルファン
砂漠を激走するパジェロエボリューション
砂漠を激走するパジェロ・エボリューション

2006(平成18)年のこの日、ダカール・ラリー(リスボン–ダカール間9,043km)で三菱 パジェロ・エボリューションを駆ったリュック・アルファンが総合優勝し、三菱が6連覇、通算11勝を達成しました。

当時無敵を誇ったパジェロ・エボリューションのパワートレインは、低中速トルクを向上させた4.0L V6DOHC MIVECエンジンと水冷オイルクーラー付6速シーケンシャルMTの組み合わせ。水冷オイルクーラー付フロントデフやサスペンションアームの見直しなどによって、さらなる走破性と耐久性の強化が図られていました。

パリダカマシンのベースとなった1997年に発売されたパジェロエボルーション
1977年に発売されパリダカマシンのベースとなったパジェロ・エボリューション

レース序盤は、VWレーストゥアレグに先行されるも、アフリカに舞台を移すとパジェロの本領を発揮、最終的には1位、3位、4位を独占した完勝でした。過去に2度の総合優勝を飾った増岡浩選手は、一時2位まで浮上するも転倒によって無念のリタイヤとなりました。

パジェロは、翌年2007年にも総合優勝を飾り、7連覇、通算12勝を達成しましたが、これを最後にパリダカから撤退しました。2005年のWRC撤退に続きパリダカも撤退か!三菱の2枚看板を失うことに社内にも大きな衝撃が走りました。当時の経営状況を考慮した上層部の決断でしたが、社員のモチベーションが下がったことは言うまでもありません。

毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかも知れません。

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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