スタイル一新!ヤマハの560ccスポーツスクーター「TMAX」「TMAX Tech MAX」に2022年モデル登場

■超軽量スピンフォージドホイールも採用

ヤマハは560cc水冷2気筒エンジンを搭載し、俊敏でトルクフルな走りが魅力のスポーツスクーター「TMAX」と、上級モデルの「TMAX Tech MAX」をモデルチェンジし、2022年3月に欧州で発売することを発表しました。また、日本でも2022年夏以降に発売することを明らかにしました。

ヤマハTMAXとTMAX Tech MAXに2022年モデル
新型TMAX Tech MAXの左フロントビュー

●スポーツバイクの要素をプラスしたスクーター

TMAXは初代モデルが2001年に登場し、20年の歴史を誇るスポーツスクーターです。初代の発売当時はまだ、スクーターとスポーツバイクは別の乗り物といった印象がありましたが、その既成概念を覆したのがこのモデルです。

スポーティな走行性能とオートマチックの利便性を高い次元でバランスさせ、街乗りからワインディング、高速道路など、さまざまなシーンでキビキビとした走りを実現。

特に、タイトな峠道などでは1000ccスーパースポーツ顔負けの俊敏さを誇り、今に続く高い人気を獲得。「オートマチック・スポーツコミューター」という独自のカテゴリーを開拓しました。

ヤマハTMAXとTMAX Tech MAXに2022年モデル
新型TMAX Tech MAXの右リヤビュー

●初代を彷彿させるイエローも採用

その2022年モデルでは、まずスタイリングを一新。TMAXらしいスポーティさを受け継ぎながらも、一回りコンパクトな車体を採用するとともに、よりアグレッシブなフォルムに変更されています。

特に、フロントフェイスのエアダクトは、世界最高峰レース「MotoGP」で活躍するレーシングマシンに付く空力パーツ、「ウイングレット」と呼ばれる羽を彷彿とさせる形状を採用。新デザインのデュアルLEDヘッドライトなどと相まって、フロントまわりにより精悍さをアップさせています。

ヤマハTMAXとTMAX Tech MAXに2022年モデル
新型TMAX(マットブルーメタリック)

また、新型では、ネイキッドスポーツの「MT-09」に採用されたことで話題となった、超軽量・高剛性の「スピンフォージドホイール(SPINFORGED WHEEL)」も装備。

10本スポークタイプの新デザインを採用すると共に、新タイヤの採用やサスペンションセッティング変更などにより、走行性能のさらなる向上も図られています。

エンジンは、現行モデルと同様の561cc・水冷並列2気筒を搭載。最高出力は、欧州仕様の場合で現行モデルと同じ48psを発揮しながらも、最新の欧州排ガス規制「ユーロ5」に適合させています。

ヤマハTMAXとTMAX Tech MAXに2022年モデル
新型TMAX(レディッシュイエローカクテル)

ちなみに、新型のカラーリングには、初代TMAXで人気だったイエローを彷彿とさせる「レディッシュイエローカクテル」も採用。初代をオマージュしたボディ色も注目です。

●ライディングポジションも変更

ほかにも、新型では、向上した走行性能に調和させるために、ライディングポジションも変更。ボタンプッシュで3段階調整(±15mm)可能なアジャスト式バックレスト、ヤマハ初採用の電動タンクキャップ、7インチ高輝度TFTカラーディスプレイなどを装備し、使い勝手や質感もアップさせています。

ヤマハTMAXとTMAX Tech MAXに2022年モデル
新型TMAX Tech MAXのメーター

なお、同時に発表された新型のTMAX Tech MAXは、TMAXをベースにした上級モデル。クルーズコントロールシステム、電動調整式スクリーン、グリップウォーマー、メインシートヒーター、調整機能付きリヤサスペンション、夜間の視認をサポートする光るスイッチ(一部「TMAX」にも採用)を搭載し、快適性をより高めています。

ヤマハTMAXとTMAX Tech MAXに2022年モデル
新型TMAX Tech MAXのテールランプ

なお、TMAXおよびTMAX Tech MAXの価格はまだ未発表。新型は、2021年11月25日からイタリア・ミラノで開催される「EICMA(国際モーターサイクルエキシビション)」に出展が予定されていますから、おそらくこの時にさらなる詳細が明らかになると思われます。

(文:平塚 直樹