■過去最大と思われるリヤウィングを装備、駆動方式は前輪駆動
2022年内の登場が確実視されている、ホンダの高性能ハッチバック「シビック タイプR」のプロトタイプを捉えました。
先日は、ニュルブルクリンクにて高速テストを目撃しましたが、今回は欧州の公道で、雨中を水しぶきを上げてテスト走行しているシーンに出くわしました。プロトタイプはナンバー「T 494」を付けており、ここ最近捉えた車両と同一か、ナンバーを揃えていると思われます。
開発車両のボディに無数の「R」の文字と、過去のシビックタイプRの輪郭が溶け込んだデザインを用いているのも、ホンダの「R」へのこだわりが見えます。
プロトタイプには、大きなリムと小さなサイドウォールのスポーティなタイヤを装着、赤いブレーキキャリパーはブレンボ製で、タイヤはミシュラン製です。
次期型ではスリーテールパイプデザインを維持しますが、中央のエキゾーストは、両サイドよりかなり大径なのが特徴で、ディフューザーをカモフラージュ、過去最大と思われるリヤウィングが装備されています。
パワートレインに関してはハイブリッド化は見送られ、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。6速マニュアルギアボックスと組み合され、駆動方式は前輪駆動を維持すると見られます。
これまで最高出力は300ps~310ps程度と見られていましたが、最新情報によると最高出力320ps・最大トルク400Nmと予想されます。